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FASHION こじプチ

ユニクロ +Jの夏Tシャツが最強レベルに色っぽいワケ。

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「高いものしか買ってない」「一流品ばかり買ってる」なんて思われていますが…、じつは チープ(プチプライス)だけどイイもの、チープでも十分に事足りるものを探して買うのも大好き。そこで、買い集めたチープだけど愛しいアイテムたちを紹介していく企画「こじプチ(※こじらせプチプライス)」もスタートさせます。高い安いに関わらず、琴線に触れるものを探し求めて買うのって楽しい。Shopping is Fun! 中途半端なものを惰性で買うのは もう辞めませんか?

まとめて買ったけど、まだ買い足したいくらい気に入ってます!

さてさて、第3回目は、ユニクロ +Jの「スーピマコットン リラックスフィットクルーT」です。

2009年から2011年秋冬まで展開した前回から、9年の歳月を経て再開したユニクロとジル・サンダー女史によるコラボコレクション、+J。

僕がまだ大学生だった1997年にスタートしたメンズ コレクションの、ヘルムート・ラングともプラダとも違う、ミニマルでありながら上質で品を感じさせるアイテムたちに衝撃を受け、頑張って購入してた者としてチェックは欠かさなかったんですが…。

ジル・サンダー本人が手掛けていたコレクションとは あまりにかけ離れ過ぎており、まったく食指が動きませんでした。

ところが、この2021年春夏にリリースされた このTシャツは、ちょっと違いました!

まずは、肩線。量産のカットソーって、パターンを含め、作るのが簡単だから肩線が前の方、肩に乗る感じで作られているものが多いんですが、こちらは だいぶ後ろに設定されています。

これだけで 安っぽく見えない!

加えて、脇線は前にずらしてあり、スリットが入ることで、リラックスフィットでありながらも大きくダブついて見えず、スッキリした印象になってます。ちょっと着丈は長く感じるけど…

そもそもジル・サンダーでオーバーサイズというのは既視感がなかったんですが、パターンなど細かい部分にこだわって、ダラっと見せないテクニックは さすが。

おそらく、それだけだったら今までの+Jにも存在したんだと思いますが、今回欲しくなった最大の理由は生地感とカラーリングです。

使用しているスーピマ®コットン100%の特殊紡績糸は、触り心地もなめらかだし、毛羽立ちがなくて美しい光沢感がある。

そして、この生地感とネイビーというカラーリングがホントによくマッチしていて、まったく安っぽさを感じさせません!

いままでの+Jって、作りにこだわりは感じるけど生地やカラーリングがイマイチで、値段それなりなアイテムばかりな印象でしたが、このTシャツに関しては 1500円には見えない。

下手したら、1万円って言われても納得できるくらいです。

ちなみに、これはあくまでネイビーだけの話。ブラックとホワイトは まぁ悪くないくらいで、正直 ネイビー以外の色は まったく欲しくなりませんでした。

そして、出逢ったときは特別価格の期間だったため、1枚990円という衝撃プライス! おそらくこれに関しては ずっと着るだろうから、Lと XLを各4枚ずつ まとめ買いしておきました。

買ってからは とにかく頻繁に袖を通しており、洗濯を重ねると、さすがにそれなりの劣化を感じざるを得ませんが。一枚千円以下でしたし、着心地はイイから最悪パジャマにしてもと考えれば、まったく問題ナシ。なんなら あと5枚ずつくらい買い足してもイイ気がしています。

現時点では 定価の1500円に戻っていますが、それでも他のブランドの10から5分の1程度っていうんだからユニクロの底力には驚かされるばかり。

こじラグなんて連載をずっと続けているから「ユニクロとか着なそう」なんてよく言われますが、こうやってイイものに出逢える可能性があるから、タグやブランド名なんかに踊らされず、目で見て触れて確かめて買ってます。

これぞ、店頭で服を買う醍醐味。なかなか やめられません……。

Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka



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