梅雨のじめじめとした季節。むしっとした空気に耐えながら電車に揺られ、オフィスについたころには汗だくになっている方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか? できればスーツを着たくない季節ですが、職種や立場によっては、スーツを着用しなければならないということもあるでしょう。
今回はそんな悩める皆さまを応援するべく、夏場でも使える快適なスーツや着こなし方をご紹介します。
1.ジメジメも、暑さも乗り切る「通気性」は必須
まず第一にジメジメや暑さ回避のためのマストな機能は「通気性」。
しかしスーツというからには、見た目であまりカジュアルさを出したくないというのが本音ですよね。通気性を求めると、どうしても素材がカジュアルに見えてしまうことがあると思います。
ここで皆さんに知っていただきたいのは、見た目からは通気性があるようには思えないような、高度なモザイクプリント技術を施したスーツがあるということです。
プリントと聞くとそれこそ素材感が損なわれてしまうのでは……? と不安になる方もいらっしゃると思います。しかしこのモザイクプリントは、手に取って間近で見なければ、通気性確保のための小さな穴が見えないというほどの高度な技術です。
機能性とデザイン性全てを兼ね備えたアイテムは一枚持っておくだけでかなり役に立つでしょう。
そしてさらにあると嬉しいのは「ストレッチ性」。電車のつり革もラクにつかむことができ、スーツのちょっとした煩わしさを解消してくれます。
2. スーツ以外にも目を向けて
しかし実際、見た目もかっちり機能性もばっちりな、納得のいく雨の日スーツに確実に出会えるとはいいがたいものです。
そんな時は、靴やインナーに気を遣ってシックに着こなしましょう。
例えばシアサッカーは日本ではしじら織りと呼ばれ、生地の表面をでこぼこにすることによって肌が密着するのを防ぎます。そのため、色をビジネスシーンでよくみられる濃紺にしても一般的なスーツと比べてもでこぼこ感はぬぐえません。
しかし、シアサッカー素材は夏の定番ともいえる素材で、さらさらとした着心地から梅雨でも大活躍の素材です。黒や濃紺、濃いグレーといった収縮色でこの素材でかっちりと着こなしたい方は、インナーに膨張色の白を用いて爽やかさをプラスしましょう。一方、靴は同様に収縮色を用いることで全体を引き締めることをおススメします。
いかがでしたか? 機能性を追い求めることは、自分の幸せの最大化に繋がるといっても過言ではありません。機能性で我慢しないために、靴やインナー、カバンなどの小物も考慮して自分にとって最適なスーツを見つけましょう。
ポジティブな気持ちで、スーツを楽しく着こなしてみてくださいね!
Text : FORZA STYLE