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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

初代MIRAIはオイシイ中古車なのか?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

新車価格700万円超も5年落ちの相場は200万円前後に。

新時代のEV、水素燃料電池車両の最新型2代目MIRAIに乗ってみました。で、ワタシの妄想力を燃え上がらせたのが初代MIRAIの未来です。FCVであるMIRAIには明るい未来が待っていたのか? 激しく気になります。

初代MIRAIは2014年11月18日に発売を開始。つまり、中古車としてもっとも古いクルマでも6年落ち。そしてマイナーチェンジまでは行かぬものの、一部改良と称し歩行者や昼間の自転車も検知する『Toyota Safety Sense』を2018年10月30日より標準採用……というのがタイムラインとなります。

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実際に流通している中古車の初代MIRAIは補助金の縛りが解けた4年落ちから……というのが主流。前出の一部改良モデルが出回るのは2022年末頃でしょうか。また、この当時は販促として50%の残価設定で購入できたと記憶しますので、相応に物件数が増えると見込まれます。

大手中古車サイトで初代MIRAIを全国で検索すると49台がヒット。もっとも高年式モデルが2019年式で走行距離02万km、車両本体価格508万2000円。さかのぼって低年式モデルは2015年式で走行距離5.1万km、車両本体価格176.0万円。

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まさにピンキリですねと思いつつ物件をチェックしていくと、2016年式で走行距離1万km前後、車両本体価格200万円台前半の物件がチラホラと目につきます。それも市中の中古車専門店ではなく、正規のトヨタ・ディーラーで。コレなら保証も万全で不安要素が軽減されます。

ザックリまとめると、初代MIRAIは5~6年落ちでコミコミ200万円~250万円以内というのがワタシの相場観。いまさらですが、初代MIRAIの基本スペックです。なお、( )内は現行型2代目と比較した際のボディサイズです。

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【初代MIRAI】
ボディサイズ:全長4890(-85)×全幅1815(-70)×全高1535(+65)mm
ホイールベース:2780(-140)mm
トレッド:1535(-75) / 1545(-60)mm
最低地上高:130mm
車両重量:1,850kg
乗車定員:4名
モーター出力:113kW(154ps)
モータートルク:335Nm
駆動方式:FF(前輪駆動)
駆動用バッテリー:ニッケル水素

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トヨタ曰く2代目MIRAIは“お客様に「本当に欲しい」と思って頂けるプレミアムカーをFCVで実現”となりますが、比較して初代MIRAIはサイズ感がよく軽くじつに使いやすそう。大きな違いは駆動方式とバッテリーの種類です。初代は前輪駆動、バッテリーがニッケル水素ですが、現行型は後輪駆動でリチウムイオンとなります。

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バッテリーの劣化具合や交換時の価格が気になるので某トヨタ系ディーラーに聞くと、「使い方もあると思いますが、メーカーでは年間1%程度の性能低下と見込んでいるようです。バッテリー交換に関してはボクらも詳しく教えられていなくて、プリウス程度の30万円台という認識。ただ、バッテリーの能力が少々低下しても出力は落ちません」とのこと。

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オーナー自ら充電を行うBEVは、急速充電器の多用や充電レベルなど、オーナーのクセがバッテリーの寿命を左右します。MIRAIは発電して走りますので蓄電レベルは車両任せ。無責任なことは言えませんが、そう気にしなくても2年程度はそのまま乗れるのではと思います。

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とはいえバッテリーも寿命がありますので劣化が気になりますね。そんな時こそ正規ディーラーの保証が生きてきます。基本的にディーラー保証は保証期間1年、保証距離は無制限。ご心配な方はコチラをオススメします。今回検索した物件を見る限り、車両価格は大差ありません。バッテリーよりナビや安全運転支援装置など電子系デバイスの故障を考えてもワタシなら正規ディーラーを選びます。

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水素ステーションはカーナビが探してくれますし、日常的にスマホも活用できます。700万円超の高額車が高年式&低走行でいまなら200万円チョイで正規ディーラー保証付き。おまけに災害時の外部電源になります。いいですね~!

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世界に誇れるFCVに2年200万円から乗れると思えば初代MIRAIはかなり魅力的です。しかもほぼ手作り同様の生産・検査体制で誕生しました。そして乗っても面白い。趣味車にプラスするのもいい選択でしょうし、次の代替にトヨタ車を選べば査定も十分残りそう。

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というワケで、初代MIRAIは検討に値する魅惑の中古車という結論です。自動車趣味の空冷911(あるいはクラシック・ミニとか)と初代MIRAIの2台持ち、なんて魅惑のカーライフですね。

Text:Seiichi Norishige

TOYOTA公式中古車サイト



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