クンカクンカ！ 新車っていい匂いですね！！
今回は新年度企画をフライングスタート！ 記念すべき第一回はMIRAIです。でもね、未来が明るいのはアイリちゃんだけかもしれません。オッサンはただ枯れるのみ。
早速、納車引き渡しで某ネッツ店へ。丁寧な説明をサラッと流しつつ、新車特有のビニールをワシワシ剝がします（久しぶり～）。
MIRAIはいわずと知れたFCV（燃料電池車両）です。燃料となる水素と大気中の酸素を化学反応させ発電。車外に排出するのはガスではなく水のみ（ナシ汁かよ）。
２代目となる新型は初代モデルに対し、水素搭載量を約20％拡大。燃費は約10％向上しています。そして駆動方式はFFからFRに変更されました。
フロントに搭載されたFCスタック（発電装置）には外部給電アウトレットがあり、外部給電器（別売）と組み合わせて住宅に。車内２ヶ所に設けられたアクセサリーコンセント（AC100V 1500W）と合わせて災害時に役立ちます（イイネ！）。
消費税込み車両本体価格は710万円～805万円（2021年２月末時点）。所有者である平塚タヌキ氏は神奈川県在住なので補助金は140万円。しかしこのお金、所有後じゃないと受け取れません。また、４年間所有しないとペナルティを受けます。なんだかなぁ～。
乗るとMIRAIはいいですね！ フツウに違和感なく走れます。1800kgを超える車重なので強烈なEV特有の加速はしませんが、ジェントルなプレミアムサルーンらしいライド感は開発陣の狙い通り。ただ、高速巡航時のステアリング中立付近のフィーリングは少々甘く、もう少し明確な方がオッサン二人は好みです。
アイリちゃんにスゴイ！ と言わしめたMIRAIですが、湖面に浮かぶラッコのごとく数々のクルマを腹の上で転がしてきた二人にはまあまあな感じ……というか、なぜかクラウンが欲しい→トヨタは今こそセルシオを作るべきだ！ とクルマ談義が白熱。ダム見学で頭を冷やします。
運転手交代。アイリちゃんのドライブで水素ステーションを目指します。女性が真剣に集中している横顔って素敵ですね～。
それにしても17時閉店という現在の状況はいただけません。EVとは違うドキドキ感が込み上げます。MIRAIは水、ニンゲンは汗？ が滴ります。まあ慣れもありますけど。
無事到着！ 水素ステーションの紳士によりますと、FCVの水素タンクは製造から初回４年１カ月以内、以後２年３カ月以内の点検義務があるそうな（通常の車検とは別）。ちなみに製造年月日は給油口（？）の裏側に記載シールがあります。
これからもプロモーション用車両ではなく、可能な限り一般販売車両を試します。話題のクルマが用意できるといいのですがどうなることやら。美女とタヌキはひたすらダムの頂を目指しドライブを続ける所存です。
Text：Seiichi Norishige
Video：Yoshihide Shoshima
Model：AIRI
Special Thanks：Toshiki Hiratsuka
