爽やかで軽やか、涼しげにも見えるので春夏には最適です!
前回は白スニーカーをピックアップしましたが、春が訪れると、あたたかい陽射しとポカポカ陽気につられるのか、白い革靴も履きたくなりませんか?
というわけで、第28弾は白い革靴をピックアップします。
清潔感があり爽やかな印象で、軽快さも併せ持つんですが、どうしても汚れが気になって躊躇してしまう白いシューズ。
だからこそ、いつまでも綺麗な状態で履き続けられたら一目置かれますし、清い気持ちで過ごせますよね。
手入れもそこまで難しくもなく、ケアをしっかりすれば白いままで履きこなすこともできます。
では、話をクルリンパと戻して 白い革靴の投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
ウォークオーバーのホワイトバックス
まずは、魂企画の常連 @lanciablさんの投稿から。
『ウォークオーバー』のホワイトバックス、そしてダーティーバックスです。
1758年に創業したキース社がスタートさせたシューズブランドが、「ウォークオーバー(WALK OVER)」。
ホワイトバックスと言えば、「ウォークオーバー」とされ、アンツーカーレッドのブリックソールを組み合わせたモデルは、アイビーやフレンチアイビーには欠かせないマストアイテム。世界中で愛されてきました。
スニーカー以上 ドレスシューズ以下な立ち位置で 価格も手頃なため、バランスの良いシューズだったのですが、1990年代半ばにブランドは消滅…。2010年にイタリアの会社が復活させたんですが、かつてのものとはラストや雰囲気も変わってしまいました。
@lanciablさんのホワイトバックスはオリジナルでデザインも美しいし、綺麗な状態で履かれています。
「ホワイトバックスは汚れを気にせず、ガシガシ汚すのがカッコいい」なんて言われていましたが、やっぱり綺麗な状態で履きたいですよね。履く前に防水スプレーを全体に吹き掛ければ、汚れは付きにくくなりますし、汚れてしまったらクレープブラシを使えば、ホコリや汚れ、黒ずみなんかもキレイになります!
復刻にはない良さが漂っていますので、ぜひこれからも長く愛してあげてください。
サフィール クレープブラシ 1800円(税抜)
パラブーツのシャンボード
続いては、@michiru2508さんの投稿。
パラブーツのシャンボードです。
1908年、フランス・アルプス山脈の麓にある小さな村イゾー(Izeaux)にてレミー・リシャールポンヴェール氏が小さな靴工房シェブロン(Chevron)の靴革裁断師となったことがブランドの起源である「パラブーツ(PARABOOT)」。
そんなブランドを代表するモデルが、1987年に登場した「シャンボード(CHAMBORD)」です。
モカ縫いが施されたUチップで、油分を多く含んだのリスレザーのアッパーやパラテックス(PARA-TEX)を採用したラバーソール、ノルウィージャン製法を採用しているのがポイントで、ここ最近また注目を集めています。
@michiru2508さんのシャンボードは、通称「白シャン」と呼ばれる2015年に登場した新色で、白のグレインレザーを使用。
カジュアルにも夏のドレスアップにも合いそうだし、とにかく涼しげ。また暑くなった頃に、違った履きこなしテクニックを披露してください。
カバン ド ズッカのチャッカブーツ
続いては、ローファーの回で夫婦でのポストを披露してくれた@kutsu104さん。
カバン ド ズッカのチャッカブーツです。
1988年に小野塚秋良氏が設立した「カバン ド ズッカ(CABANE de ZUCCa)」。2010年10月に小野塚氏はブランドを退任しますが、ブランドはデザインチームに引き継がれ、エイ・ネットの傘下で継続しています。
白の表革のチャッカって、ありそうで なかなか見かけなかったので新鮮。清潔感はあるのに、畏まらずに履けそうで汎用性も高そうです。
春らしいライトベージュのバーバリーのコート&白シャツとの相性は完璧で、爽やかで軽やかな印象が漂ってます。
さり気なく取り入れたソックスの赤の挿し色も効いていますね。
せっかくコーディネートを披露してくださったポストなので #服魂のタグを付けてあげるとサトシーノが喜びます(笑)。また、夫婦でのポストも楽しみにしています。
レペットの「ジャズ」
4人めは、@toshikazufusawaさんの投稿。
レペットのジャズです。
1947年、ローズ・レペットが振付家の息子の助言によりダンスシューズをデザインしたことから「レペット」はスタート。
後にブリジット・バルドーの要望によって誕生させたフラットバレリーナシューズの成功から、世界中で人気を博すことになります。ちなみに、セルジュ・ゲンズブールが同ブランドの「ジジ(ZIZI)」を愛用していたのは 有名な話です。
アッパーに柔らかいカーフレザーを使用した「ジャズ」は、ソールがラバー製なので、レザーソールに比べて滑りにくくて歩きやすいし、とにかく軽い。
さらに、内側には通気性にすぐれたメッシュシートと、短起毛のインソールが採用されているので、 足がサラッと爽やかに保たれ、素足で履いても快適です。
履きこむほどに足に馴染んでくるので、一度履き出すと病みつきになります。
冬に重厚な靴を履いていた反動からか、暖かい春にはこれくらい軽快なシューズを選びたくなりますよね。はらはら舞う桜の花びらとも きっと好相性でしょう。
ジョンロブの「ウィリアム」
最後は、#服魂ライブでも紹介した@fashionable_scientist_madaraさんの投稿。
ジョンロブの白いウィリアムです。
1866年、ジョン・ロブ氏が、ロンドンのリージェント ストリートにビスポークを専門とする靴の工房を開業したことからスタートする「ジョンロブ(JOHN LOBB)」。
数あるラインナップの中でも、2020年に生誕75周年を迎えた永世定番が「ウィリアム(WILLIAM)」です。
そんな「ウィリアム」で純白を選ぶなんて、さすがのひと言! グレインレザーなら汚れもそこまで気にならないとは言え、履きこなすには結構勇気が必要そうです……
が、@fashionable_scientist_madaraさんはサラッと履きこなしていますね。あまり気負わず履いてしまえば、意外と難しくないのかも。
シングルライダースと、デニムonデニムでハードになりがちなコーディネートが軽く爽やかになり、品すら漂ってます。白いドレスシューズありかも…。ウィリアムを買えるかは、またべつの話ですが。
白スニーカーも良いけど、白い革靴も良くありませんか? 春になると白いスニーカーが溢れる中で、大人ならワンランク上の革靴を選んでみる。最近はケア用品も充実し、すぐに綺麗にできるので、そこまで汚れを心配する必要もなさそうですし、何より涼しげ。
高価なものもありますが、まずは手頃に入手できるモデルあたりから試してみてはいかがでしょうか?
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 女性も大歓迎!
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!