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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【メルセデス・ベンツのSLクラス】をいま買うべき、と考えるこれだけの理由

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

人が求める普遍的心地よさ満載

メールの受信箱を開けるとホンダからリリースが来ていました。その内容は軽自動車のS660が終売になることを伝えます。最終生産は2022年3月。自動車メーカーが事前に予告してくれるなんて嬉しいですね、とくに自動車趣味人にとっては。

で、ふと考えたのが、いま買っておくべきクルマは? というテーマです。個人的にはEV化より代替燃料を開発する方がトータルで環境負荷が少ないのでは? と考えますがどうなることやら。

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さて本題に。ワタシがいまもっとも買うべきクルマと考えるのはメルセデス・ベンツSLです。新車はもう3リッターV6ターボしか買えませんが、中古なら高年式のV8エンジン搭載車やAMGモデルも狙えます。ただし、現行型は物件数が少ないのが難点かもしれません。

最近ではちょくちょく新型SLの情報もリークされ、また、メーカー自身も公式アナウンスをリリースしています。直近では寒冷地でのテスト模様を公開。年内に次のステップでニュルブルクリンク北コースでのテストを行うといいます。

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この他に次期型は、メルセデス・ベンツブランドではなくメルセデスAMGに。パワーユニットがマイルドハイブリッドになるとの情報も。また、公開された画像を見る限り、ソフトトップを採用することがわかります。

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ということで、新型SLはハードトップのバリオルーフを捨てたオープンカーになることが判明しました。また、FRではなく四駆の4マチック+しか設定しない方針が見受けられます。

既にメルセデスAMGにはGTシリーズがありますので、レース直系の歴史あるSLといえどもラグジュアリー色が強くなる可能性が急浮上。乗車定員が2+2との声明もさらに拍車を掛けます。

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1952年に始まったSLの歴史はル・マン24時間レースでの勝利を筆頭に、メルセデス・ブランドのスポーツ性を強くアピールしてきました。とはいえ、流れる月日と共にラグジュアリー性が盛り込まれ世代を重ねてきたのは事実ですが、その本質は車名の由来である「Sport Leicht」(シュポルト・ライヒト)=ドライバーズカーだということ。

コレで買う意味あるの? といわれそうですが、Sクラスと共にフラッグシップの双璧と位置付けられたモデルだけに、乗るとその本質の違いは誰にでもわかります。オープンカーにこだわる理由もまたしかり。現行型のスペックです。

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【Mercedes-Benz SL 400 Grand Edition】 
ボディサイズ:全長4640×全幅1875×全高1305mm
ホイールベース:2585mm
トレッド(前後):1610 / 1635mm
エンジン:3リッターV型6気筒ターボ(276M30)
最高出力:270kW(367ps)/ 5500-6000rpm
最大トルク:500Nm / 1800-4500rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:FR
ステアリング:左・右
タイヤサイズ(前後):255/35R19・285/30R19
価格:1430万円

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日本におけるSLの最新アナウンスは2019年10月30日です。モデル数も絞り込んで現在は上記1モデルですが、本来ならオプションメニューである装備の数々が標準です。新型SLは年内に発表予定なので、現行のR231型SLにもファイナルエディションが追加されるかもしれませんが、現状でもオトクな内容であることは間違いありません。

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新型はイマドキのデジタルな電子制御技術テンコ盛り&ハイパフォーマンスであり、入手可能なら悦に浸れるステータスカーなのでしょうが、サイズ感や価格、長期所有に対するメンテナンスコストなどを考えると未知数な部分もあります。

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メルセデスのSLというモデルを趣味的嗜好品と捉えれば、まだまだ現行型は魅力にあふれています。そして、いまなら新車で入手することが可能であり、先に触れましたが高年式の中古車も狙える状況です。また、SLに対する話題性が高まれば、今後の中古車マーケットが高値安定へ移行する可能性を否定できません。

ザックリと1500万円の予算で考えれば実質的に911は無理(オプション多数)。そして現行型SLならクーペ&オープンという贅を味わえる稀有な趣味車なのです。

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その他の候補として、メーカーの垣根を超えてもSクラスのクーペ (1566万円~)や同カブリオレ(2260万円~)もお好きな方なら満足度の高いライバル不在の趣味車です。この手のラグジュアリーモデルは今後ますます作れなくなるでしょう。

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概にレッドリスト入りしているのであろうこれらのモデルが消えてしまう前に、是非ともご検討されることをオススメしておきます。

※本文中の車両価格は消費税を含みます。

Text:Seiichi Norishige

メルセデス・ベンツ



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