【惜しいよオトコその56】自称、育ての親。ソダテターノ・オレダヨーネ氏
大人になっても、いつまでも夢を描きたいですよね。でも……。
おまえが役者ねぇ。まぁ、無理でしょ、ムリ。諦めるなら早いほうがいいよ〜っと。
アイツ本当に役者になって、今すごい勢いだな! さすが俺が育てた男!
え? アイツの声が聞こえる? 姿が見える? いや……そんな、まさか!?
わ、悪かった! 育ててないよ、おまえにはムリだよ、なんて言ってた俺を許してくれ〜!
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応援団のように夢を応援してくれる男性ってかっこいいですよね。夢を叶えた後も、そっと見守ってくれて、困った時に助けてくれる人も素敵です。ところが現実はなかなか厳しいもの……。今週は、ソダテターノ・オレダヨーネ氏をご紹介いたします。
無名の頃は口も聞いてくれなかったのに、メジャーな仕事をしたり有名になってくると、途端に手のひら返しする方、たまにいらっしゃいますよね。「オレが育てた」が口癖。旬の人を宣伝してくれていると思えば微笑ましいのかもしれません。
「オレが育てた」以外にも、「オレが見つけた」「オレが教えた」など。
「オレが育てた」と言う回数も、年齢を重ねるにつれて多くなる傾向があるようです。とある方は、以前は約3時間の会食で一回だけだったのに、去年お会いしたら、5~6回も口にしていらっしゃいました。
理想の男性は、人の夢を素直に応援できる方。そして自分の夢に対しても真剣で、いくつになっても夢に向かって努力していらっしゃる方。50代や60代でバンド活動を続けていたりしたら……間違いなく気絶です!
それでは次回の「惜しいよオトコ」もお楽しみに〜。
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com