FASHION 僕が捨てなかった服

【グレンフェルのダッフルコート】歳を重ねて また似合うようになった、思い入れのある一着

人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

最近は 次男が勝手に着て出掛けたりもしています

2020年に20周年を迎えたディストリクト ユナイテッドアローズのオープンから店頭に立ち続ける顔的な存在で、ブログやコラムにてマニアックで役に立つ、素敵な話題を提供してくれる森山真司さん。

基本的に服を捨てることはなく、自宅のクローゼットや収納には納まり切れないくらいの服を所有する森山さんが、なかでも思い入れが強くて捨てられない服をご紹介する企画の第5回目は、グレンフェル(GRENFELL)のダッフルコートです。

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90年代半ば、入荷数が少なかったのか、インバーティア(INVERTERE)が買えなくて…。当時の僕には縁がなく、たまたまグレンフェルなら取り扱いがあったので、買えました。

いまでも同じようなモデルはリリースされているのですが、現行のものはウール100%ではなく、ナイロンが混紡されていて、これとは生地が違うのかもしれないですね。

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この本パイル メルトンの質感とか、深すぎるアームホールだからこその包容力(笑)とか、気に入っていまして。この下にフライトスーツのつなぎを合わせたり、他の人が着ないような着こなし方を楽しんでいます。

最近は 次男が勝手に借りて着て出掛けて行ったりもしています。気がついたら 穴とか開けられていました…。

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他にもダッフルは グローバーオール(GLOVERALL)も持っていたんですが、やはり軍モノのテイストが強く、打ち込みキツくて重かったので、ひとえのネイビーは着なくなって後輩に譲ってしまい、裏地がチェックのものだと派手な赤のメルトンだけが残っているかな…という感じです。

ダッフルコートって どうしても学生っぽいイメージが強いですよね。でも、このパイルのものは その感じもしないし、最近 歳を重ねて また似合うようになってきたなと思い始めました。

なので、これも手放すことはないと思います。

Photo:Shimpei Suzuki(Item)

Edit:Ryutaro Yanaka

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「ディストリクト ユナイテッドアローズ」セールスマスター
森山 真司さん

ファッション業界で30年に及ぶキャリアを誇り、ディストリクト ユナイテッドアローズにおいては2000年の立ち上げ時より在籍する名物スタッフ。『スター・ウォーズ』をこよなく愛する、“自称ジェダイ”は、服・革靴など莫大な量を所有。1968年生まれ。



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