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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【新型SUVホンダ・ヴェゼル】このプレミア感、お値打ち価格かも!?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

北欧テイストを感じる清涼なデザインが◎

直近の1週間でメディアを賑わせた話題の新型車といえばホンダSUVのヴェゼルです。実際の発売日は4月なので具体的な装備や価格など詳細は未定ですが、なにやらカッコよさげ。早速、研究してみましょう。

新型ヴェゼルのトピックは現行型ラインナップと異なり、エンジン車を廃しパワーユニットをハイブリッドに集約した点です。コレも時代の流れかと思いますが、ココを価格面で考察すると、現行型がエンジン車ならエントリー価格211万3426円、ハイブリッド車250万5555円(ともにFFモデル)ですから、新型ヴェゼルのエントリー価格は少なくとも260万円を超えそうな雰囲気です。

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少しラフにいうと、新型ヴェゼルは従来の250万円以下の顧客を切り捨て、プレミアムに移行した……という見方もできるのです。業界では現行型ヴェゼルの好調な販売推移が一時期注目されたのですが、その要因を、モデル末期の値引きと設定価格が相まって消費者のニーズを捉えた……と見る向きもあります。つまり、クラス的には安いお値打ちなクルマだと判断されたワケですね。

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つまり、エントリー価格が上昇する新型は、相応のプレミアム感がないと失速する可能性を秘めていることになります。250万円なら魅力的、300万円なら高い! という構図のヴェゼルがフルモデルチェンジでその対価にふさわしいモデルへと変貌を遂げる必要があります。ホンダにとっては大英断かもしれませんが、成功すれば新たな顧客を獲得でき、新体制下を祝う幸先の良いスタートとなることでしょう。

アナログからデジタルへといったらいい過ぎでしょうが、新型ヴェゼルは最新の安全装備・運転支援システムを装備し、電子デバイスに関しては新世代へと進化を遂げています。安全性に関わる運転ミスを行った際は、まず音や振動で警告。状況によって電子デバイスが介入し乗員を守ります(わかりやすい解説図がありましたのでギャラリー内に入れておきます)。

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次にデザインです。人間もクルマもやはり外観が第一印象を作ります。個人的には清潔感のあるエクステリアデザインだと感じました。この印象はどことなくボルボに共通するイメージでしょうか。また、ルーフラインが前方から真っすぐに後席乗員の頭上まで延ばされ空間が確保されているのにクーペスタイルに見えるデザインは秀逸だと思います(現行型は猫背なデザインがイマイチ)。

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グリルやヘッドライトなどで構成されるフロントフェイスは未来感もあって、そのままEVへ移行しても通用する(受け入れられる)デザインかと思います。新型ヴェゼルのエクステリアデザインは従来のモデルと一線を画すだけに、車名変更もアリだったのでは? とさえ思います。

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一方、インテリアデザインは外観ほど冒険をしなかったというべきか、あえてなのか、いたって保守的です。シート地の幾何学模様(?)が、アートなのか機能性の表れなのか理解できないのですが、そのチャレンジが視覚として受け取れません。ただし、ブロワー口のダイヤル操作は直感的に使いやすそうで大変気に入りました。ホンダによれば、新型で新規に採用した装備があるそうなのでまとめます。

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【新たに搭載する主な装備】
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付き)
・パノラマルーフ(Low-Eガラス採用)
・新設計のエアコン吹き出し口「そよ風アウトレット」
・ヒルディセントコントロール
・静電タッチ式LEDルームランプ
・独自開発のプレミアムオーディオ(タイプ別メーカーオプション)

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予約クローズ機能ってなんでしょうね。操作後に閉まる時間でも任意設定できるのでしょうか。現行型ってSUVなのにヒルディセントコントロールがなかったのか! という思いは脇に置くとして、概ね歓迎すべき装備ですね。

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将来の展望に関し、昨年12月17日に行われた世界経済フォーラム(通称ダボス会議)の『The Road Ahead: A policy research agenda for automotive circularity』に唯一参加していた日本の自動車メーカーがホンダでした。現行ラインナップを見渡すと、まだまだ数が多く、軽自動車のラインナップのようにうまく指揮統合されていないと感じます。変わりゆくホンダに期待したいですね。

Text:Seiichi Norishige

ホンダ



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