ベストセラーカーC3がモデルチェンジ
第3世代の現行型『シトロエンC3』がアップグレードを行い大きく印象が変わりました。基本的なフォルムは現行型を踏襲しますが、最新のデザインコードを採用したエクステリアデザイン、快適さを増したアドバンストコンフォートシートの採用など、ビギナーの方でもその差をしっかり感じられるモデルです。
今回の新型は2021年1月7日の発表・発売。よって、2017年7月7日のデビューから3年半を経過したことになりますが、C3の印象は不思議と古さを感じません。また、この間の販売台数は7,625台(2020年12月末日現在)とのことですから、数的にも“他人と被らない魅力ある輸入車”といえるでしょう。
性能面ではエンジンマネージメントシステムが変わり燃費が約15%向上(JC08モード)。装備面ではLEDヘッドライト&インテリジェントハイビーム、ブラインドスポットモニターシステム、アクティブセーフティブレーキ、レーンデパーチャーウォーニング、ドライバーアテンションアラート、障害物を検知するソナーを前後に備え(バックカメラ付き)、かなり充実していると思います。
【New Citroen C3】
ボディサイズ:全長3,995×全幅1,750×全高1,495mm
ホイールベース:2,535mm
エンジン:1.2リッター直列3気筒ターボ
最高出力:81kW(110ps)/ 5,500rpm
最大トルク:205Nm / 1,750rpm
トランスミッション:6AT
車両重量:1,140kg
車両価格(税込):235万円~259万5,000円(※カタログモデル)
グレード構成と価格はいたってシンプルです。まずエントリーモデルの『C3 FEEL』が235万円。その上にスタンダード内装とエメラルド内装を採用した2つの『C3 SHINE』があるだけ。価格は前者が257万5,000円、後者が259万5,000円です。
スタンダード内装とエメラルド内装の大きな差は、アドバンストコンフォートシートの有無が選択の決め手となるでしょう。無論、個人によりプライオリティは変わりますが、このアドバンストコンフォートシートは、シート裏のフォームが従来の2mmから厚みを増して15mmにもなっているのです。実車を確認される際は是非とも2万円の価格差を座り心地でご確認くださいね。
そしてブツヨクレーダーが猛烈に反応した方は発売記念の特別仕様車『C3 EDITION 2021』のご検討を。価格は269万9,000円と若干アップしますが、その魅力を十分に備える内容です。
新年を迎えてもいまひとつココロが晴れない昨今、何かと同調圧力を感じるのも疲れますよね。こんな時代に横並びのクルマ選びをしていたら無駄な時間を過ごすハメになります。そんな時こそシトロエン。ブランドの価値が光ります。
乗った人にしかわからない極上の癒し空間。センスある色使いもクロスオーバー的なルックスと相まって楽しく、新型『シトロエンC3』の魅力を高めています。輸入車のなかでもベストバリューな1台ではないでしょうか。
Text:Seiichi Norishige