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【今が最安値かも】初めての高級腕時計は早めに買った方が良い3つの理由【経済・資産・心理の面から考察】

2020.12.26 2020.12.26
2020.12.26

こんにちは。

腕時計羅針盤、RYです。

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今年も残すところあと数日となりましたね。

みなさん、今年はどんな年だったでしょうか?

私にとっては本当に激動の一年でした。人生のなかでも、一番濃厚な一年だったと言っても過言ではありません。

ブログやYouTubeを通して大好きな腕時計について発信を始め、このForza Styleで連載も始めさせて頂くに至りました。

本職は船乗りという、全く畑違いの自分にこのような大役が務まるのか不安でしたが、おかげさまで多くの方に読んで頂き感謝感激です。本当にありがとうございます。

さて、2020年最後の記事は、初めての高級腕時計を買おうか悩んでいる方の背中を押す内容を書きたいと思います。

以前、【日本人の5割以上が腕時計をしない?】機械式時計を持つと起こるかもしれない3つのイイことでも書かせて頂きましたが、このご時世腕時計は不要、ましてや高級腕時計なんてお金の無駄遣い。と考える方も多いと思います。

しかしそれでも、私は”経済・資産・心理”の3つの観点から考えて、ここ日本においては一本目の高級腕時計を早めに持った方が良いと考えています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 経済的観点

ここ最近、いわゆる高級腕時計は、どんどんと値上がりしていると感じたことはありませんか?

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「〇〇のブランドの腕時計は、ちょっと前はもっと安く買えたのに」「最近値上げが凄い」という言葉は、腕時計好きの会話ではよく聞かれますし、インターネット上にも多く見られます。

これは何故でしょうか?

為替やブランド戦略、需要と供給のバランスなど、多くの要素によって腕時計の価格は決まると思いますが、「各国の賃金水準の変化」も重要な要素だと私は考えています。

例えば、高級腕時計を多く生産しているスイスの労働者の平均収入は、ある調査によると1998年から2018年までの20年間で「約1.24倍」にもなっています。

したがって人件費が高くなる分、スイスで作られる腕時計も価格が高くなっていると考えられます。

一方で、日本と主要先進国の実質賃金の推移を見てみると、1997年を「100」とすると、2016年では、

オーストラリア「131.8」
フランス「126.4」
イギリス「125.3」
ドイツ「116.3」
アメリカ「115.3」
日本「89.7」

となり、日本だけ実質賃金が減少しているという調査結果もあります。

つまり、スイスをはじめとする諸外国の高級製品はどんどん値上がりするのに対して、日本の実質賃金は減少傾向なので、基本的には時間が経つほど購入する金銭的ハードルが高くなると考えられるというわけです。

さらに日本は、世界でも類を見ない”超少子高齢化社会”に突入していきます。2040年には、現役世代1.5人で高齢者1人支えなければならないという推計も出ているほどです。

このことから、税金や社会保険料などはさらに引き上げられる可能性も高いでしょう。

IMF (国際通貨基金)は、2019年に日本経済を分析した報告書を公表していますが、2030年までに消費税を15%に引き上げる必要があるとしています。

これらを総合的に考えると、年々金銭的ハードルが高まっていると感じるのは、魔法でもなんでもなく、ごく自然の流れだと言えるかもしれません。

「経済は生き物」と言われるように予測はとても難しいですが、もしかしたら高級腕時計は今が最安値かもしれませんね。

2. 資産的観点

高級腕時計は、例えば車や洋服などと比べると比較的価値が下がりにくく、売るときにもある程度値がつきやすくなっています。中には、プラスの利益が出るようなものもあるくらいです。

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また、腕時計は物が小さいので、保管スペースは小さくて済みますし、維持費も車や家ほどはかかりません(よほどの複雑機構を積んだ時計でない限りは笑)。

さらに世界中で常に安定した需要があるため、すぐにお金に変えやすい換金性の高さも備えています。

ある時から、高級腕時計が投資対象として認識されはじめたようですが、ここ数年はさらにその傾向が強まっているように個人的には感じています。

あるいはインフレへのリスクヘッジとして、ポートフォリオの一部に入れているのかもしれません。

腕時計好きとしては、単に投資目的として腕時計を見られるのは少し寂しいですが、一部の高級腕時計には資産形成的側面があるのも事実です。

したがって、高級腕時計を買うことは一概に浪費とは言えないということを頭の片隅に入れておいていただければと思います(あるいはご家族への説得材料として笑)。ただし、転売はダメ、ゼッタイですので、ご注意を。

3. 心理的観点

ここまで、何だかお金の話ばかりになってしまいましたが、私が今回最も強く伝えたいのは、この心理的側面です。

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「高級腕時計を着けるとなんだか(気分が)上がる」「モチベーションが湧いてくる」という言葉を聞いたことありませんか?

私は非常によく聞きます。

高級腕時計を身につけると自信が湧いてくるとか、前向きになるとか、仕事を頑張れるなどです。何を隠そう、私もそういった心理的作用を感じている一人です。

高級腕時計に宿る、この神秘的なパワーの正体は一体何なのでしょうか?

私は心理学の専門家ではありませんが、これは「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」と「マズローの欲求5段階説」から紐解けるのでは?と私は考えています。

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)とは、直訳すれば”生活の質”や”人生の質”です。

噛み砕いて言えば「健康に生きられているか?」です。

ただし、ここで言う健康とは、「単に病気ではないだけではなく、身体的、精神的及び社会的に良好な状態を指す」とWHOは定義しています。

そして、QOLが高いかどうかは、人それぞれの”主観的幸福度”がどれくらい高いかによって左右されるようです。

この”主観的幸福度”を考えるときに引き合いに出されることがあるのが「マズローの欲求5段階説」です(昔学校で習った気がします笑)。

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マズローの欲求5段階説によると、人間の欲求は次の5段階に分かれます。

1. 生理的欲求:食べたい、寝たい等
2. 安全欲求:安心・安全な暮らしがしたい等
3. 社会的欲求:集団に属したい、仲間が欲しい等
4. 承認欲求:他者に認められたい、注目されたい、自分で自分を認めたい等
5. 自己実現欲求:創造的活動がしたい等

ちなみに、2019年の世界各国のQOL調査では、日本は世界第4位と非常に好成績を収めているようです。

確かに、日本において飢餓や紛争などのリスクは極めて低く、基本的には安心して暮らせますよね。世界には、飢餓や紛争で苦しんでいる国や地域が多くあることを考えれば、とても恵まれた環境だと言えます。

またほとんどの方が、会社や学校など何かしらの集団に所属したり、家族や友人がいることで、社会的欲求も満たされていると思います。

そこで、次のレベルで問題になってくるのが「承認欲求」です。

マズロー氏によると、承認欲求には二段階あり、低次は「他者承認欲求」、高次は「自己承認欲求」となっています。

私は、高級腕時計を手にすると、この二つの承認欲求が満たされるのではないかと考えています。

まず、他者承認欲求ですが、高級腕時計にはステータス性がありますので、きちんと着けこなせば社会的ステータス性や品性を示すことができます。

しかし一方で、着け方や服との合わせ方を失敗すると、いやらしいと感じる人がいるのも事実です。

どちらにせよ、良くも悪くも高級腕時計をするということは注目されやすくなりますので、他者承認欲求を満たしやすいのではないでしょうか。

次に、自己承認欲求です。

高級腕時計を買うということは、決して安い買い物ではありません。ある程度仕事を頑張ったり、貯金を頑張ったりしないといけないでしょう。

言い換えるならば、高級腕時計は”努力の結晶”であり、時間を見るたびにその努力や、購入時の想いを思い出させてくれるのです。

つまり、高級腕時計は、自分で自分を認めることができるパワーを秘めていると言えます。

しかも腕時計は、基本的にはどこにでも着けていけますし、シーズンもあまり選びません。寿命も非常に長く、まさに一生モノです。次の世代へと受け継いでいくこともできます。

これらのことから、高級腕時計は最も効率よく、そして長期に渡って承認欲求を満たしてくれるツールになると私は考えています。

日本人の基本的な性格上、この「承認欲求」を満たすということに少し抵抗があるかもしれませんが、非常に重要なことだと思います。

何故なら、この承認欲求をある程度満たすことで、最高次欲求である「自己実現欲求」が高まるからです。

この自己実現欲求が高まると、「自分の能力を引き出して創造的活動がしたい」など、自分の活動や成長に強い関心を持つようになるのです。

この章の冒頭で書いた、「高級腕時計を着けるとなんだか(気分が)上がる」「モチベーションが湧いてくる」という言葉の正体は、もしかしたら高級腕時計が承認欲求を下支えしてくれて、より高次の欲求が高まっている状態なのかもしれません。

その結果、主観的幸福度が高くなり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が高まると私は考察します。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「経済・資産・心理」の3つの観点から、初めての高級腕時計は早めに買ったほうが良い理由を書かせていただきました。

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もう一度まとめると、

1. 世界と日本の経済状況から、高級腕時計の購入はどんどん金銭的ハードルが高まることが考えられる

2. 高級腕時計には資産形成の一部としての側面もある

3. 高級腕時計には他者および自己承認欲求を満たし、自己実現欲求を高めるパワーがある

です。

総合的に考えると、高級腕時計は様々なリターンを期待しやすいので、初めての一本は早めに購入しても良いというのが私の持論です。

今回の内容が、高級腕時計を買おうかどうしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

今年一年間、本当にありがとうございました。

また来年も、よろしくお願いいたします。

それではまた!ごきげんよう!

Author profile

Captain RY
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R Y

1990年生まれ、年の半分以上を海外で過ごすアラサー船長。旅行も合わせて20ヵ国ほど巡る。ロレックスのサブマリーナーを購入してから時計にのめり込み、時計の面白さを語り散らかすため、ブログ「腕時計のある人生」、YouTube「腕時計のある人生Channel」を開設。やるのは野球、見るのはサッカー(浦和レッズ)。夕焼け時に、土手と田んぼをトコトコバイクで走って黄昏るのが最大の癒し。紅の豚の”ポルコ・ロッソ”に憧れている。

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