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後ろ斜め45度の角度がセクシーすぎるレクサスLCコンバーチブルに試乗してみた

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クーペを超えるほどの綺麗なフォルム 後ろ斜め45度からの眺めにもう釘付け!

レクサスはやはりラグジュアリーブランドなんだなぁ……。

あらためてそんなことを実感しました。理由は新型レクサスLCコンバーチブルのステアリングを握ったから。これはかなり本格的です。

そもそもクーペの登場は2017年で、当初からコンバーチブルは噂されていました。私もそれを期待した中のひとりで、当時のチーフエンジニアにそんな質問を何度かしたのを記憶しています。ただ、その返答はいつも煮え切らないものでした。「そうですよね。皆さんそうおっしゃいますし」なんて感じの。

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それが昨年1月のデトロイトで行われた北米自動車ショーで突如コンセプトカーとして現れ、秋のロサンジェルスオートショーで市販車がワールドプレミアされました。正直ちょっと忘れかけていたタイミングです。

と言った経緯を経て、ようやくこの秋実車に対面しました。目にしたのは“テレーンカーキマイカメタリック”のボディカラーに“オーカー”の内装色。要するにグリーンメタリックとタンの組み合わせです。で、これがとてもエレガントで美しい。日本のカーメーカーもこんな色の組み合わせができるんだって本気で思いました。そして秀逸なのはソフトトップの仕上がり。開けた時はもちろんですが、閉めた時のフォルムが綺麗です。上品というか。

チーフエンジニアの武藤さんによると、ここはかなり時間をかけたようです。実際にクーペと同じ高さだと綺麗なフォルムは出来なかったとか。そこでクーペより5mm低くしてようやく納得したそうです。また、軽量化にもこだわり、骨組みをアルミで組んだほか、一部マグネシウムも使ったそうです。幌は4層で、合間に遮音材が入ります。ベントレーコンチネンタルGTコンバーチブルも4層ですから、かなり手が込んでいるのがわかります。閉めた時の静粛性に妥協なし!てところですかね。

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幌のスペックは開閉の稼動時間が約15秒で、時速50キロ以下であれば走行中も動かせます。また、動き出しと閉まり際の速度を少し落としているのもこだわりでしょう。スイッチひとつで稼働させる動き方にも神経を注いでいます。

さて、そんなLCコンバーチブルの動力性能ですが、パワーソースは自然吸気の5リッターV8ユニットのみとなります。クーペにラインナップされるハイブリッドはありません。その理由は幌の収納場所に関係します。ハイブリッドのバッテリースペースがそことかぶるからです。なので物理的にガソリンエンジンのみとなります。

個人的にはそれでいいと思います。本当はV8エンジンに乗りたいけどいろいろ鑑みるとハイブリッドかな、という判断でクーペを買う人もいるでしょうから。初めからなければ諦められますし。

で、このエンジンが実に楽しい。特にドライブモードを“スポーツ”スポーツ+“にするとかなりアグレッシブに走れます。それになんと言っても音がグッド。屋根を開けて走ればキャビンはレーシーなサウンドを耳にできる特等席になります。

さらに言えば、ハンドリングも楽しめる仕上がりになっています。屋根を開けた分当然ボディは補強され重量は嵩みますが、それを感じさせない運動性能を見せてくれます。軽快なハンドリングと瞬時に追従するボディの一体感は強く、スポーツカーライクな挙動をします。その時ボディは二回りくらいコンパクトに感じますね。コーナー出口のリアの粘りなどはFRスポーツカーそのままです。

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なんて走りもできながらラグジュアリーに仕立てられたインテリアをご覧ください。妖艶な雰囲気は他のモデルとの違いを明確に表します。また、これからの季節に向けてステアリングヒーターやネックヒーターが装備されるなど実用性も備えます。真冬のオープンエアも快適そうですね。

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と言ったのがコンバーチブルの魅力。閉めた時のフォルムを見ていると開発陣が苦労したのがわかります。でもその成果はしっかり出てますよね。後ろ斜め45度からの眺めにもう釘付けです。

 



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