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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

BMWの新型M3&M4登場!スペックから価格予想まで、妄想ドライブ。

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

やっぱりMは気絶級のスペシャルだった!

BMWからスポーツファン待望のMモデル、新型『M3&M4』が発表されました。欧州でのローンチスケジュールはFRモデルが2021年3月、『M xDrive』を搭載したAWDモデルが2021年夏以降とのこと。ただし、後者のAWDモデルには3つのモードがあり、FRとしての走行もOK!

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『BMW M4 GT3』というレーシングカーのテストプログラムと並行して開発されたという新型『M3&M4』。エンジンは新開発の直列6気筒ターボを採用します。排気量は2,993ccでコレは現行のM4が採用するS55B30A型の2,979cc、現行型M340iのB58B30B型の2,997ccとも異なります。

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次に気になるパワースペックですが、コチラも期待値を大きく超えてきました。そもそも欧州ではガソリンエンジンといえどもいまはPMを取り除くGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)の装着が義務化されています。しかし、新型のパワーはスタンダードモデルで最高出力353kW(480ps)、ハイスペックグレードのコンペティションでは最高出力375kW(510ps)を発生。

念のため現行モデルのスペックもおさらいしつつ、新型『M3&M4』の雄叫びに思いを馳せましょう(電動フラップ付きエキゾーストシステム採用)。

【現行型M4】
エンジン型式:直列6気筒ターボ
総排気量:2,979cc
最高出力:317kW(431ps)/7,300rpm
最大トルク:550Nm/1,850-5,500rpm
ボディサイズ:4,685×1,870×1,385mm
ホイールベース:2,810mm
【現行型M4コンペティション】
最高出力:331kW(450ps)/7,000rpm
最大トルク:550Nm/2,350-5,500rpm

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新型『M3&M4』ではスタンダードモデルとコンペティションの出力特性に注目です。ちなみに現状ではスタンダードにMT、コンペティションにDCTタイプのトランスミッションを採用します。また、新型はM3がM4より5kg重く、DCT搭載車は25kg増加します。

【BMW M3 / M4】
エンジン型式:直列6気筒ターボ
総排気量:2,993cc
ボア×ストローク:90.0×84.0mm
圧縮比:9.3
最高出力:353kW(480ps) / 6,250rpm
最大トルク:550Nm / 2,650–6,130rpm
エンジンオイル容量:7.0ℓ
燃料タンク容量:59ℓ
トランスミッション:6速MT
0–100km/h:4.2sec
80–120km/h:4th 4.1sec / 5th 5.6sec
最高速度:250km/h(M Driver’s Package 290km/h)

【BMW M3 / M4 Competition】
最高出力:375kW(510ps) / 6,250rpm
最大トルク:650Nm / 2,750–5,500rpm
トランスミッション:8速DCT
0–100km/h:3.9sec
80–120km/h:4th 2.6sec / 5th 3.4sec
最高速度:250km/h(M Driver’s Package 290km/h)

パワー特性を見る限りスタンダードはMTに、コンペティションはDCTに向いているといえるでしょうか。趣味のクルマとして長く所有するならMTを。サーキットでガンガン楽しむならDCTの方が今どきのカスタマーにマッチするのでしょう。

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『M Driver’s Package』はオプション装着ですが、250km/hで作動するスピードリミッターを解除し最高速度は 290km/hに。また、日本で実施されるのか未定ですが、ドライバーズスクールの受講券が含まれているそうです。さすがBMWですね!

ついついパワースペックからのご紹介となりましたが、基本スペックも確認しておきましょう。なお、掲載中のデータは欧州仕様であり、全モデルタイヤサイズ275/40 ZR18 103Y XL(9.5J×18)・285/35 ZR19 103Y XL(10.5J×19)は共通です(前後異形サイズです)。

【BMW M4 Coupe】
ボディサイズ:全長4,794×全幅1,887×全高1,393mm
ホイールベース:2,857mm
トレッド(前/後):1,617 / 1,605mm
最低地上高:120mm
車両重量(DIN/EU):1,700 / 1,775kg(DCT+25kg)
乗車定員:4名
本国価格:65.213,45 ユーロ

【BMW M3 Sedan】
ボディサイズ:全長4,794×全幅1,903×全高1,433mm
ホイールベース:2,857mm
トレッド(前/後):1,617 / 1,605mm
最低地上高:120mm
車両重量(DIN/EU):1,705 / 1,780kg(DCT+25kg)
乗車定員:5名
本国価格:61.411,77 ユーロ

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データを見る限り、新型『M3&M4』はボディ形状による動力性の差がないように思えます。トレッドもホイールベースも共通ですが、あとは乗って判断するしかないでしょうね。

最後に触れておくと、どうやら新型のインフォテインメントシステムはかなりエンターテインメントな性質を備えるようで、『M Drift Analyzer』ではドリフトの持続時間やアングルなどモニターに表示させることができます。ただしコチラは『M Drive Professional』というパッケージオプションとか。

気になる日本価格ですが(ドイツとは税制も違いますが)、エントリー価格は当然上昇して、ギリギリ1300万円を切るイメージでしょうか。やはり、内容を考慮すると車両価格の上昇が見込まれます。それでも見ていてディテールなどワクワクしますし、“Mってやっぱり最高かよ!”と思わずにはいられませんね。

Text:Seiichi Norishige

BMW(ドイツ本国)



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