おじさまを求めて昭和な居酒屋へ
FORZA STYLE読者のみなさま、こんにちは♡
夏ですね〜。暑い日々が続いておりますが、みなさん夏バテせずにお元気にお過ごしですか?
今日は昭和な浴衣を着て夏を楽しんでおります。
浴衣は下北沢「着縁」さんのです!
さて、今回は東京を離れ、ずっと憧れていた宮崎県の酒蔵さんにお会いしたくて、宮崎県までひとり旅をしてきました。
ただ、ちょうど休業要請時期と重なってしまい……有名な「ニシタチ(宮崎市の中心部に位置する西橘通り)」などのお店が自粛営業されていて、残念ながらそこでは呑むことができませんでした。
この状況が落ちつき、また街に活気が戻ってきた暁にはまたおいでね、と宮崎の方々に言って頂きました。
必ず再訪して、お邪魔できなかったお店や、蔵元さんに行き、たくさんの良き昭和酒場を私なりにご紹介したいと、強く思いました。
現在のニシタチの様子です。
1200軒ほどあったお店が150軒以上も廃業に追い込まれるという状況になっているそうです……。
「2400個の提灯でニシタチを埋め尽くす!!!」というプロジェクトが立ち上げられ、街に灯りと元気と希望を取り戻そう! という目的で灯が灯されております。
そんな中、開店していた酒場で、東京から宮崎に最近転勤していらしたという素敵なおじさまと出会い、お酒を酌み交わしました。旅は道連れ、世は情け。そのおじさまのご厚意で、彼の地滞在中は宮崎をたくさん車で案内していただきました……涙。
たくさん助けて頂き、優しさにふれて酒場での出会いや宮崎の自然にただただ癒されました。
さて、前段が長くなりましたが、今回は宮崎から東京へ帰り、宮崎を案内してくれたおじさまが転勤前にお住まいだったという清澄白河の街を放浪してみました!
豊富なメニューとアットホームが魅力の下町大衆酒場「だるま」へ
平成5年(1993年)、居酒屋としてオープンした「だるま」。元々はご夫婦でスーパーを営まれていたのですが、人気だったお惣菜などを活かして居酒屋になったそうです。店名の由来は、七転び八起きから。
今回、偶然お隣になった常連さんの「ぐんちゃん」「ふくちゃん」とお話しながら呑みました♡
東京メトロ 半蔵門線 清澄白河駅から徒歩3分、 都営大江戸線清澄白河駅徒歩5分の深川江戸資料館通り沿いにある、小さな商店街に「だるま」はあります。
地元の方はもちろん、東京都現代美術館やお洒落なカフェ帰りのお客さんでも賑わう、アットホームなコの字カウンターの酒場です。 入り口ではアルコール消毒対策もしっかりとされていました。
とにかくすごい数のメニュー!
そんな中、私が注文したのは……。
左奥の「山芋千切り¥280(税抜き)」、左前の「青柳刺し¥400(税抜き)」、 ホッピー白¥400(税抜き)。お通しは「ひじき和物¥200(税抜き)」。
さらに、「イカ沖漬け¥450(税抜き)」。
同店名物の「手作りジャンボ餃子¥450(税抜き)」は、もちもちの皮の中にこれでもかと豚肉とキャベツたっぷり。「ふくちゃん」に御馳走になりました♡
手作りで具がぎっしり! アツアツで美味しかったなあ。ホッピーとの相性も格別で。
呑みながら、店内を見渡すと、たくさんのサインと写真が。
こちらは、常連さん方々で毎年ご旅行に行かれたときのものだそうです。「ふくちゃん」も毎年行かれていたのだとか。
カラオケで歌う歌謡曲のお話や、好きな野球のお話を愉快にして頂きながら、楽しくお酒をご一緒しました♡
ちなみに、清澄白河は、古き良き下町の雰囲気とお洒落な街並みが融合されている、文化の薫りが色濃く漂う街です。
江戸時代に漁師たちが仕事の合間に食べる賄い飯であった「ぶっかけめし」が、由来の深川発祥の伝統的健康食ともいえる深川めしも有名ですよ♡
たくさん酒場に行けて、ついでに出世もできますように♡
宮崎も、東京も酒場には温かい方々の人情をとっても感じました。物理的な距離は離れても、心の繋がりは変わることなく。たまたま出会う方々とのご縁や導きに感謝して、新しい生活様式の中で古き良き酒場をこれからも放浪します♡
記事を読んでくださったみなさんの心の灯火が、少しでも明るくなって頂けたら嬉しいです。
だるま
東京都江東区三好2-17-9
営業時間 16:00〜22:00
日曜 営業
定休日 土曜
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
Photo&Text:Misaki Kobayashi
Edit:Takashi Ogiyama