【惜しいよオトコ・その51】SPF20くらいの日焼け止めを使いつつ焼くのはいかが? ヒヤッケ・ムボウビィ氏
バーベキュー、上半身脱いじゃうよね。たまーに火の粉が飛んでくるから気をつけないといけないけど。
海行ったら焼くっきゃないでしょ! 天気がよければベランダでだって焼いちゃうもんね。
コロナで海にも行けないなぁ。自慢のボディを披露する機会がなくて残念だよ……。
ちょっと待ったぁ〜! 見たこともない大きな濃いシミができてる!? しかも、顔だけじゃなくて肩にも、背中にもある!?
男性って、日焼けがお好きですよね。でも女性から見ると、そんな日焼けの仕方をしていると将来大変なことになりそう、という方も多くいらっしゃいまして……。今回ご紹介いたしますのは、ヒヤッケ・ムボウビィ氏でございます。
男性の場合、40歳を過ぎると突然、顔に大きなシミが現れることがあるそうです。本当はもっと前からうっすらシミが現れているのですが、女性に比べてさほど小まめに、そして真剣に鏡で顔を見ないので、なかなか気づかないのだと元・女性誌美容担当のタッチーが教えてくれました。
顔よりも体の筋肉ばかり鏡でチェックしていらっしゃる方ですと、ある日鏡に映った大きなシミに驚いて失神してしまうかもしれません。
昔、海で人気者だった男性の顔に大きなシミを発見すると、なんだか哀しいですよね。特に久しぶりの再会を楽しみにしていた時……。男性はシミ一つで一気に老けて見えるので、非常にもったいないです。
シミ取りレーザーの腕がいい先生を紹介してあげたくても、“余計なことは言わないほうがいいかも”と、気を使ってしまうことも。
以前、皮膚科への取材前に、男性の編集者さんとランチをしました。食事後に、編集者さんの口周りにパスタのバジルソースの粒々がたくさんついているのに気づいたんですが、指摘すると傷ついてしまうかしら……と思ってしまい、教えてあげられないまま取材へ。先生は私のシミを診察した後、編集さんの顔を見て「あなたのも取ってあげましょうか」と鏡を渡しました。
「こ、こ、これは違います!」と、編集さんは本当にお顔から火が出るほど恥ずかしそうでした。でも、バジルだったらすぐ取れるのでいいですよね。
UVケアを徹底していらっしゃるのか、シミが一つもないきれいな肌の男性もいますよね。でも、あまりにも美しすぎるお肌の男性とご一緒すると、この方に比べて私は……などとあれこれ考えてしまい、しばらく落ち込みます。
よりによって日差しが猛烈に強い日にタクシーをなかなかつかえられず、紫外線に怯えてプチパニックになっている美肌の男性もいらっしゃいました。そこまで紫外線に過剰になると女性のほうが引いてしまいますので、男性は多少の紫外線には動じないくらいのほうが魅力的かもしれませんね。
理想の男性は、紫外線に対して無防備すぎず、神経質すぎず。上手にUVカットしながら日焼けできる男性に気絶です♡
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com