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「ジャガー・ランドローバー」にサブスクサービス登場! 【お得プライスで憧れの車に乗る】

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サブスクで実現する妄想カーライフ

コロナ禍で注目される所有しないクルマの乗り方、サブスクリプション(以下、サブスク)。簡単に説明すると定額サービスですから、保険代からメンテナンス費用まで含んだ支払い金額でクルマに乗ることになります。

サブスクは一般的なリースのように、定額(月払い)でクルマに乗れるサービスです。このあたりがカーシェアやレンタカーとは一味違う部分でしょうか。日本のメーカーだとトヨタの『KINTO』、ホンダの『Honda Monthly owner』が思い浮かびます。

少し踏み込むと、『KINTO』は3年、5年、7年と期間に縛りがあり、サブスクというよりリースに近い印象で、車種や仕様も自由に選ぶことができます。一方、『Honda Monthly owner』は最短1カ月、最長11カ月と気軽ですが、貸出車両は中古車ベース。もっともお安いプランは月額2万9,800円で、あとは1万円刻みで全4コース(すべて税込料金)。ちなみに軽スポーツのS660だと月額5万9800円也。

普段からクルマを所有しない人、あるいは一時期だけクルマを利用したい人にはメリットがあると思いますが、その先を含め安いのか高いのかイマイチ判定不能な現在の状況であるとワタシは感じます。よって魅力不足。しかし、海の向こう側の英国にはココロ揺れるサブスクが存在したのです。

ジャガー・ランドローバーが展開する『Pivotal』は最短6カ月から利用できるサブスクです。メニューは全4コース。もっともお安いコース『BLUE』を見ると月額料金750ポンド(ザックリ約10万円)とあります。この予算で乗れる車種は、SUVのディスカバリー・スポーツとジャガーFペース、そしてイヴォークの新車が設定されていました。

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少し欲張ってひとつ上のクラスである『INDIGO』を見ると、月額料金は1,150ポンド(ザックリ約15万円)と上昇しますが、車種はレンジローバー・ヴェラールとランドローバー・ディスカバリー、そしてジャガーIペースと上級車種の3択に。いずれも新車であり、半年後に車両入替を行っても、再度新車が提供されます。ちなみに名車レンジローバーは月額1,600ポンドの別コースに設定あり。

ジャガー・ランドローバーは2018年6月から『Carpe』という名でサブスクを開始。当初は頭金なしで期間は12カ月、走行距離無制限という条件でサービスを開始。2年を経過したどり着いた答えが『Pivotal』という今回のサブスク新展開となります。今後は車種を増やし、イヴォークやディスカバリー・スポーツの各PHEVモデルを追加するといいます。

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懐事情は別として、半年ごとにジャガー&ランドローバーの新車に乗れるって魅力的だと思いませんか? しかも初回の場合、クルマ選びに迷いがあれば3ヵ月で変更&利用停止もOKなのです。いまやサブスクもプレミア時代に突入。買うよりオトクなんて、数字をいっている場合じゃありませんね。

ジャガー・ランドローバーによれば、2025年にはサブスクによる需要が同社の販売の10%に上ると予想しています。また、サブスクの導入で若い世代に対し新たな需要を掘り起こす効果があると判断しています。さらに今後、2027年にはサブスクによる販売が業界全体に占める割合が金額ベースで520億ドルを超えるとも予想しています。

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現状の日本を顧みると、まだまだサブスクの認知度が低く、また、魅力も欠けているといわざるを得ません。1年間に数十日、クルマを使えればOKという需要がメインストリームなのでしょうが、クルマを嗜好品として楽しむというサブスク上の選択があってもいいと思います。

ガレージに収まった念願のジャガーEタイプ。そして、その横には最新レンジローバーやEVのIペースが並んでいる光景。そんなカーライフをサブスクで実現したいものです。

Text:Seiichi Norishige

Pivotal

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