定期的に欲しくなるジープは永遠の名車です!
いつか絶対に所有したい! そう思えるクルマのなかにジープがあります。いまさら説明するまでもないサバイバル系SUVの名車ですが、ワタシにとってもジープは定期的にブツヨクが沸き上がるモデルです。いまは時代的に不安がつのるからでしょうか、俄然、欲しくなります。
ジープが欲しくなる要因のもうひとつは、初代からブレずにサバイバル性能を追求するクルマ造りです。乗用車をベースに開発されたスタイリング重視の都市型SUVとは根本から異なり、強靭なラダーフレームのシャーシは、キャビンスペースがつぶれても走行することが可能です。無論、ハンドル操作が行えるなど条件はありますが、いざというときに頼りになるのがジープなのです。
そんなジープのフラッグシップモデルがラングラーです。直近の話題は電動のパワートップを備えた5月21日発売の限定車『ラングラー・アンリミテッド・サハラ 2.0L・スカイワンタッチパワートップ』の登場です。限定総数は300台。価格は税込で620万円。
キャンバス製のルーフは開口部が多くとても開放的です。96km/h以下であれば開閉可能で約20秒でオープンエアモータリングが楽しめます。とはいえこの速度、日本ではほぼ高速道路の上限速度ですから、コンビニの空き袋などあれば車外に飛んでいく可能性もあります。周囲への配慮は必要ですね。
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さて、今回の限定車ですが、ウリは電動式のパワートップと、現行JL型ラングラー初採用となるボディカラー『サージグリーン(限定150台)』の設定です。見た目はカーキ色ですからジープのDNAそのもの。このボディカラーのほかには『パンプキンメタリックC/C(100台)』、『ブラックC/C(50台)』が用意されます。
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装備内容はベース車となった『アンリミテッド・サハラ2.0L』に準じたものですが、安全装備を含めほぼ標準。そのままでも過不足ない内容となります(それでもアレコレとOPが欲しくなりますが……)。既存のモデルがベースとなりますが、あらためてスペックをおさらいしておきましょう。
【Jeep® Wrangler Unlimited Sahara 2.0LSky One-Touch™ Power Top】
ボディサイズ:全長4,870mm×全幅1,895×全高1,860mm
ホイールベース:3,010mm
エンジン:2リッター直列4気筒ターボ
最高出力:200kW(272ps) / 5,250rpm
最大トルク:400Nm / 3,000rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:後2輪・4輪駆動(オンデマンド方式4輪駆動・選択式)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
ハンドル位置:右
乗車定員:5名
そしてジープファミリーからもう1台、サバイバル系SUVのエントリーモデルであるチェロキーの限定車情報です。コチラは4月24日リリースですが、こんな時期だけに地域によっては在庫車があるのではないかと予想します。ブツヨクセンサーが反応した方は探してみてくださいね。
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この限定車のモデル名は『チェロキー・ナイトイーグル』。もうどんだけカッコイイんだよって感じです。リリースによれば「エクステリアの随所に専用のブラックパーツをあしらい、スタイリッシュなデザインを追求したモデル」とあります。確かにブラックフロントグリルや標準よりインチアップした18インチのブラックアルミホイールの装着もあり、只者ではない雰囲気がヒシヒシ。
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インテリアもピアノブラックのパーツでアクセントをつけるなど、カスタマイズセンスもいい感じ。専用ボディカラーの「グラナイトクリスタルメタリックC/C(標準車に未設定)』が何よりもこの限定車を引き立てます。限定数は200台、価格は税込452万円。ベース車となったグレードが「ロンジチュード」でコチラが税込449万円。その差なんと3万円です!
【Jeep® Cherokee Night Eagle】
ボディサイズ:全長4,665mm×全幅1,860mm×全高1,700mm
ホイールベース:2,700mm
エンジン:2.4リッター直列4気筒 SOHC
最高出力:130kW(177ps) / 6,400rpm
最大トルク:229Nm / 3,900rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
ハンドル位置:右
乗車定員:5名
ちなみのこの『チェロキー・ナイトイーグル』、ローンの初回分支払いが5ヵ月据え置きの「Jeepスキップローン」が使えます。ジープも随分と乗りやすくなりましたね。脳内で長渕剛さんの“JEEP”が木霊します。久々に聴いちゃおうかな……。
まとめます。ジープに乗っていれば信号待ちで他車が並んでも目移りしません。ジープのライバルは現行型を含む歴代ジープのみ。ファッションだってカジュアルからフォーマルまで、何でも似合います。命を守るサバイバル性能をもつジープこそ、究極のライフスタイルカーといえるのではないでしょうか。
Text:Seiichi Norishige
■New 2020 Jeep Wrangler Rubicon JL Sky One-Touch Power Top Demonstration