LIFESTYLE ― 【多角的にガチ検証】マコちゃんマルちゃんの新店ゴーゴー!

銀ブラデート&うんちく披露にオススメ!
パーカーが綴ってきた「ペン物語」を読み解こう

2020.2.22 2020.2.22
2020.2.22

マルちゃん(丸山尚弓さん)から「筆記具ブランドのパーカーが銀座で面白いエキシビションをやっているんですけど」と連絡がきて、出かけたのは銀座 伊東屋 G.Itoya 地下1階のInspiration Hall。

天井が高い気持ちいいイベントスペースには、イベント「PARKER Tokyo Museum 2020」のために製作された「デュオフォールド フェアチャイルド飛行機」の模型が浮かんでいます。

門外不出を破って、ロンドンから初めて来た「スネークペン」をまず拝見

「PARKER Tokyo Museum 2020」は、創業者のジョージ・サッフォード・パーカーが愛した「Travel」をテーマに、本拠地・ロンドンで厳重に保管している130年以上にわたる貴重なコレクションから厳選した逸品を展示。ブランドのイノベーションに満ちた物語とともに、様々なワークショップやユニークな体験型プログラムも楽しめます。

ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社マーケティング部の髙野深雪さんにナビゲーターをお願いして、まずは今回の目玉の「スネークペン」をじっくりと……。

マコ 1907年に発売された初代スネークペンは日本初公開だそうですね。

マル なんだかここから見ていても、芸術的妖気みたいな迫力を感じます。

髙野 この初代スネークペンは、現在世界に20本と存在していない貴重なものです。

マコ 高級筆記具ブランドのルーツって感じがします。「なんでも鑑定団」に一度出してもらいたいね。

マル きっと8桁くらいの鑑定結果になるんじゃないですか。

髙野 創業者のジョージ・サッフォード・パーカーは、今回の展示のテーマである「旅」をしながら製品化のインスピレーションを得ていたそうで、このスネークは、南西アメリカやメキシコを旅したときに“Awanyu”というネイティブアメリカンがよく使うヘビのようなモチーフから着想したものです。

マル その頃に“ペンに装飾性を加える”って発想がすごいですね。

マコ シルバーのスネークペンの複刻版は発売当時いくらだったんですか?

髙野 97年の発売時は30万円でした。世界限定5000本だったのでこちらも貴重品です。


1997年に複刻限定発売されたスネークペン
パーカーは英国ブランド? アメリカブランド?

髙野 パーカーは1962年にエリザベス女王から、90年にチャールズ皇太子からロイヤルワラントの認定を受け、保持し続けている英国王室御用達を戴くブランドです。

マコ あれ? あれれ? パーカーってアメリカブランドでしたよね? 昔、親父から「パーカー75」のシズレパターン(格子模様)をもらったことがあって、アメリカブランドだった記憶が……。

髙野 よくご存知ですね。昔からファンの方はアメリカブランドだと思っている方も多いです。

マコ 大西洋を越えていったんですか?

髙野 パーカーは86年にイギリスのイーストサセックス州ニューヘブンに本拠地を移転しました。創業以来、パーカーは積極的に海外展開を続け、現在約150ヵ国で販売されています。20年代からヨーロッパの本部がロンドンに置かれていたこともあり、イギリスでのパーカーの知名度は高かったのです。


手に持っているのはパーカーのシズレパターンが施された「ソネット」の映えアイテム

マル なるほど。本拠地が移ったわけですね。それにしても、お父様からいただいた「パーカー75」をずっと大切にしているなんてマコちゃん、素敵ですね。

髙野 シズレパターンはパーカーのデザインの代名詞的存在で、「パーカー75」は発売当時、3種の神器と呼ばれていました。すべてのペンに付いている「矢羽クリップ」もパーカーの大事な意匠です。

マコ もらった当時は若かったので、どこかオ○ジくさいデザインだと思いましたが(笑)、今手にするとレトロでカッコイイですね。

マル きっとこういう渋いペンが似合う年齢になったということですよ。

マコ マルちゃんのパーカーの思い出は?

マル パーカーずばり、ではないのですが……、今でも忘れられないぐらい大好きだった年上の恋人が万年筆コレクターだったんです。彼は、「これは契約書にサインする用」、「これは慶事のときに名簿に名前を書く用」など、思い入れのあるものそれぞれを使い分ける人でした。

マコ すごい! それは本物の大人のオトコだ!

マル 彼を見ていて、筆記具にもステイタスというものがあるのだなと思った記憶があります。

マコ そういうところまで女性に見られているってことですね。気をつけなきゃ。


創業者の曾孫で、PARKERブランドヒストリアンのジェフリー・パーカー氏(パーカー提供)
デジタル主流の時代に、アナログの筆記具はどうサバイブしていくか

マコ 会場には、初代スネークペンのほかに、1906 年に発売された「No.15」や、フラッグシップモデル「デュオフォールド」の前身の「ブラックジャイアント」など、大変貴重なアートピース級のものから、大きな話題となった「パーカー 5th テクノロジー」採用の現行品まであって、パーカーの歴史やアーカイブも楽しめますよね。

マル 文具好きの人にはたまらない内容でしょうね。

マコ 今はデジタル主流で、いわゆる「書く」行為が少なくなっていますが、パーカーはそういう時代をどう考えていますか?

髙野 創業者の曾孫のジェフリーは、「デジタルはもちろん便利だが、アナログは紙にずっと残り続けるもの。書くことは、想いや気持ちを正しい言葉を選んで伝える手段なので、これからも残っていくだろう」と言っていますね。第5世代のペンといわれる「パーカー 5th テクノロジー」など、時代のニーズに合わせて開発をしています。


マコちゃん私物の「パーカー 5th テクノロジー」採用のペン。発売当時に東急ハンズ渋谷店で購入

マコ 自分は新しいモノ好きなので、「パーカー 5th テクノロジー」採用のペンを持っているんですよ。

髙野 ありがとうございます。使い心地はどうですか?

マコ サッと取り出して、インクのかすれもなくスラスラ書ける印象を持っています。

髙野 65年以上の歴史を持ち、世界で約10億本以上販売している「JOTTER(ジョッター)」や、「パーカー 5th テクノロジー」は若い年代からも支持をいただいています。

マル どういうところが人気なんですか?

髙野 滑らかに書けるのはもちろん、「パーカー 5th テクノロジー」はボールペンのようにリフィール交換式で、万年筆ほどお手入れが必要がないところですね。「万年筆はちょっとハードルが高いな」という人が入門編として購入されます。

マコちゃんマルちゃん、2人の今日のコーディネートは?

マル マコちゃんはなんだか変わったデザインのスーツですね。

マコ マルちゃんの今日のコーディネートのテーマは?

マル 今日はずばり「万年筆が似合う大人の知性を感じさせる女性」です。アンサンブルはSLOBE IENA、スラックスはJOSEPH、ブーツはセルジオロッシです。

マコ マルちゃんはいつもステキな靴を履いていますね。ほんと、今の女性ならではの着こなし方です。

マル マコちゃんのスーツは?

マコ これはSUPERTHANKSというブランドのセットアップです。ファッションライターという仕事柄もあるんですが、変わったデザインを探して着ちゃうんですよ(笑)。

マル でもいくつになってもトライアルというかデザインを見る目は大事ですよね。

マコ FORZAのアニキのように、グレーフランネルのスーツに白シャツ、黒のニットタイみたいなソリッドな格好には憧れるんだけど、性格的に気が多くて(笑)、スーツからドカジュアルまでいろいろ着てみたい。だから洋服の数量が半端ないです(笑)。

マル 男の人って、同じジャケットを何着も持っていてそれを毎日着る人から、マコちゃんみたいなカメレオンのような人まで、本当にいろいろいるんですね。
 

「PARKER Tokyo Museum 2020」ルポ後編は、会場での体験コーナーなどをご紹介!

ロンドンから東京へ「PARKER Tokyo Museum 2020」
Travel with PARKER ~人生の物語を綴る~

日時:2020 年4月5日(日)まで
会場:銀座 伊東屋 G.Itoya B1 Inspiration Hall 
東京都中央区銀座2-7-15
入場無料
<月~土>10:00~20:00
<日・祝>10:00~19:00
 

丸山尚弓(まるやま なおみ)
「美人すぎるメンズファッションライター」として活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到する。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングも行う。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になれること。趣味はタウンウォッチと英語での映画鑑賞。

Instagram:@genstagram.tokyo

Photo:Shimpei Suzuki
Text:Makoto Kajii

Author profile

梶井 誠
梶井 誠
Kajii Makoto

今はなき講談社のメンズファッション雑誌『Checkmate(チェックメイト)』編集部のファッション班を経てフリーランス。セレクトショップのカタログやメンズ雑誌のファッションページの取材・原稿を担当。SKE48箱推し、フィロのス・奥津マリリ推し、ジュビロ磐田サポーター。1961年福井県出身。©Seo Hiroshi

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