こんにちは、赤峰幸生です。大阪で仕事を終えると、接待や会食はさり気なくお断りして、なんばにある定食屋の「大黒」へ足を運びます。まず熱燗を頼んで、一通り食べて、かやくご飯とお新香、汁物で〆れば大満足。
それから常宿のリーガロイヤルホテルに帰って、1階にあるメインバー「リーチバー」で一杯飲んで寝るのが至福です。まだ「大黒」で食べたことがない人はぜひ行ってみてください。みなさんと共有して語り合いたい店の一つです。
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かやく御飯「大黒」の女将さん、木田節子さんと記念の一枚
かやく御飯が有名な創業明治35年(1902)の老舗店「大黒」
それじゃあね、かれいの煮付とおひたしとぬた、子いもの煮付、お吸い物は赤みそでハマグリ、御飯は中でお願いします。
おー、きたきたきた。いただきます!
かれいの煮付が、よー炊けてる。ぬた、これも美味いんだよね。
一気に、食いしん坊バンザイになっているね(笑)。
幸せだなぁ、一番幸せを感じるのは、美味いものを食べているときですよ。
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ドクトルの大阪のとっておきの店は、★10個を進呈!
――どれを食べても美味いしか出てこないですね。
赤峰 大黒に初めて来たのは30年前ぐらいで、連れてきてもらったんですよ。それで気に入って、大阪に来ると夜の誘いを断って、一人でここに来る。美味いでしょ。名物のかやく御飯はもちろん美味いけど、煮付の出汁の取り方ね。
――赤峰さんはかれいの煮付ですが、ぶり照焼も絶品です。
赤峰 魚の旨味を引き出す出汁の取り方が素晴らしいんですよ。東京へ戻って作ってみるんだけど、絶対真似できない。丁寧な料理なんです。でも、じっくり作れば良いというものでもない。
――そういう塩梅の良さみたいなものをすごく感じます。
赤峰 人間も「出汁の利いた男になりたい」という気持ちがあるでしょ。それは洋服もそう。出汁の利いた服というのがある。でも、化学調味料の出汁ではしょうがないんですよ。
――なるほど、深いですね。
赤峰 大黒でご飯を食べるといつも思うのは、「誰もが作れるメニューだけど、誰でも作れるものに違いがある」ということ。洋服もそうですよね。学ぶことが多い。子いもの煮付、本当に美味いでしょ。★10個ですよ。
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かす汁とぶり照焼は季節限定で、11月1日から3月まで
赤峰 女将さん、今日もご馳走さまでした。美味しかったです。
木田 いつもご利用ありがとうございます。「東京の講談社から取材に来る」と連絡があってお受けしましたが、まさか旦那さんだとは思いませんでした。
赤峰 自分は女将さんに名前を名乗ることもなく食べに来ていますからね。驚かせてすみません。カメラマンとライターが、かす汁に感動していましたよ。
木田 かす汁とぶり照焼は、毎年11月1日から3月までの季節限定で、3月からは夏向きのおすましになります。かす汁は「身体がほくほくする」と人気で、寒いときはものすごく温(ぬく)まりますよ。
赤峰 今日はありがとうございました。また食べに来ます。
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池波正太郎さんも足繁く通い、作品の中に何度も登場している大黒
<編集追記>
東京生まれの赤峰さんに、「関西系の味付けも好きなんですか」と尋ねると、「郷に入れば郷に従うからね」との答えで、大阪取材に加わった大黒。「この味を出せるのは毎日毎日の積み重ねで、血の通った仕事だから成せる」という料理は、どれも上品な味付けで、出汁の旨味と醤油のハーモニーが絶品!
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かやく御飯の中と、絶品のかす汁
特に、何十年ぶりに口にしたかす汁は、味の想像を悠々と超えて、「身体にいいものを食べている」という喜びまで感じるほど。汗がじんわり出てくるほど身体が温まって、今思い出してもまた食べに行きたいと思わせる逸品でした!
自分の興味は、服も人も食べ物も「世の中の基準とは違うもの」と公言するドクトルが愛する店は、まさに“進化する超老舗”です。
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かやく御飯 大黒
大阪府大阪市中央区道頓堀2-2-7
06-6211-1101
営業時間:11:30~15:00、17:00~20:00
定休日:日、月、祝日
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ジャパン・ジャントルマンズ・ラウンジ
http://j-gentlemanslounge.com
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Photo:Shimpei Suzuki
Text:Makoto Kajii