19世紀英国チェスターフィールド伯爵が初めて着たとされる、エレガントなチェスターフィールドコート。
最近ではカジュアル寄りなデザインも豊富で、打ち抜き(留めたボタンが表から見えるタイプ) スタイルのものが主流になっています。ビジネスシーンからカジュアルスタイルまで幅広くコーディネートを楽しめ、時短で大人の色気や知性を表現できる冬の最強ワードローブです。
毎シーズン買い足しているというダンナも少なくないはず。そこで今回は、ぜひチャレンジして欲しい2着のチェスターフィールドコートをヨハネス・ヒューブルの着こなしと共にご紹介したいと思います。
ゴールドブラウンのチェスターフィールドコート
今回おススメする明るい茶色(ゴールドブラウン)は、「親しみやすさ」をイメージさせます。チェスターフィールドコートのスタイリッシュさに加え、パートナーを優しく包み込む大人の余裕を感じさせるのがポイント。
いつものように、スーツの上に羽織るだけで、顔色がパッと明るく見えるので、若々しさもゲットできます。街デートなら、オフホワイトのザックリしたタートルニットに、ブルーデニム、白スニーカーが40男の鉄板コーデ。暖かくて優しい色合いと、男らしさを感じさせるコートスタイルに、彼女も安心して身を任せてしまうはずです。
クリスマスシーズンのお出掛けに、ぜひチャレンジしてみては?
グレンチェック柄のチェスターフィールドコート
こちらは落ち着いた雰囲気のあるグレンチェック柄のチェスターフィールドコート。クラシックな印象が強いですが、肩パッドを省いたコンパクトな作りと、ひざ上のやや短い着丈がモダンに見せているポイントです。
これなら、ビジネスシーンでも軽快に着こなせて、女性ウケもバツグン。ワードローブにこのコートが1点増えるだけで、着こなしの幅がかなり広がりそうですよね。
コーデの注目ポイントは、ズバリ足もと。グレンチェック柄に合わせて、全身モノトーンですが、シューズはあえて、茶系のダブルモンクをチョイスしています。通常なら黒を選ぶのがセオリー。
しかし、よ〜く見てみると、ジャケットのボタンの色に合わせているんです。こういう細かな色拾いが、ヨハネスコーデの完成度を高めている最大のキモ。コートの達人に近づくには、この目線が非常に大事なんです。毎シーズンピッティでお会いしていますが、いつみても着こなしが完璧。
来年1月のピッティも、彼を追っかけてインタビューしてきますので、ぜひお楽しみ!
Text:Satoshi Nakamoto