FASHION ― NEWS

マコちゃんマルちゃんの新店ゴーゴー! 生まれ変わったLOVELESSってどうなの?

2019.12.22 2019.12.22
2019.12.22

いきなり、「マコちゃんマルちゃん」と始まりましたが、ライターの梶井誠(マコ)とメンズファッションライターの丸山尚弓(マル)の二人が“トウキョウにできた新しい話題の店”を見て語り合う新連載のスタートです。

記念すべき第1回は、11月30日(土)に東京・青山に移設オープンした『LOVELESS(ラブレス)』です。15年前にスタートしたセレクトショップで、フォルツァ世代もお世話になった人が多いはず。今回、メンズ・ウィメンズの2層フロアからなる路面店に移転し、リブランディング&リモデルオープンして、イメージも一新!


マルちゃんが一目で気に入った「ラブレス」のバイカラーのコート5万3000円(税抜)
『愛と死をみつめて』のマコとミコを連想しました(古)

マコ いきなりですが、連載タイトルの「マコちゃんマルちゃんの新店ゴーゴー!」はどうですか?

マル 令和の時代に昭和なタイトルですが、プロデューサーが楽しんで考えてくれたのかなと思いました。でも、「新店ゴーゴー、なにそれ?」でしたけど(笑)。

マコ 確かに。朝7時前にメールしてくるタイトルではありません(笑)。『愛と死をみつめて』のマコとミコを思い出してしまいました。二人ともそんなにピュアじゃないですけど(笑)。丸山さんは「マルちゃん」ってどうなんですか?

マル 友人とか、周りからは基本「マルちゃん」なので、全然違和感はないですね。

マコ 自分は何故か、年上の先輩から「マコちゃん」って呼ばれやすい(笑)。まぁ、FORZAでは、赤峰大先生も「ユキちゃん」ですからね。

マル タイトルに「多角的にガチ検証」とあるのが、やる気を出させますね。さすがFORZAです。

マコ では、新生ラブレスの店や商品を見て、いろんな“ラブ”を探しましょう!


左から、ライターの梶井誠(マコ)、メンズファッションライターの丸山尚弓(マル)、ラブレス担当の三陽商会宣伝・販促部の渡邊恭子さんと兼清優羽さん
「あ、オシャレなまま大人になったのね」という印象を受けました

マコ 上の写真が、「ラブレス」という店を各世代がどう思っているか、すごく象徴的。

マル それだけ私たちにはラブレスってイメージが出来上がっているってことですよね。黒、スカル、スタッズ、星、レザー……。

マコ 自分とマルちゃんが「黒を基調にしたアイコン的着こなし」なのに対して、ラブレスのプレスの兼清さんと渡邊さんは「クリーンなストリートモード」で、まさに「昭和・平成世代対平成・令和組」って感じ(笑)。

マル ほんと対照的ですよね。マコちゃん世代にはオープン時のバイヤーの吉井雄一さんの影響がしっかり残っているんでしょうね。

マコ マルちゃんは新しいラブレスの印象、いかがでしたか?

マル とにかく買いやすいお店になりましたね。前の店は「ファッションが好きな人が一人で服を真剣に見に来る」感じが強かったですが、新しい店は、カップル、親子、友だちなど「いろんな組み合わせが想像できる」お店になったと思います。お店に来る楽しさをすごく感じました。きっとお客さんの滞在時間が長いはず。

マコ 店内外に良い空気が流れていますね。街に溶け込んでいて、自然光が入るのがいい。人間も朝起きたらカーテンを開けてお日さまの光を浴びると目覚めが良いんですが、店内にいても特に2階からは空が高くて、服の色がキレイに見えるし、素材感もよく分かる。服が語ってきてくれるから、服好きならではのコミュニケーションが楽しめる。

マル そうですね、文字通り陽の目を浴びたなって感じを受けました。最初は、自分が知っている「ラブレスな感じ」のモノがまだあるのかなと思いつつ来ましたが、店内を見ていて、「あ、オシャレなまま大人になったのね」と思いました。黄色い階段とか、スニーカーコーナーの座れるスペース、さり気なく置いているヴィンテージ(古着)など、空間自体もARTを意識していて、ART / STREET / MOVE / EXPERIENCEの4つのコンセプトがクロスオーバーしているのを感じてとても楽しかったです。


1階で見つけた「カリマー」のダッフルコート6万8000円(税抜)
15年間のいいところは残しつつ、上手く現代的にシフトした新店

マコ マルちゃんは、青山ってどういうイメージを持っていますか?

マル 女性はファッション感度が高くて、美人(風)が多いですね。男性はヒゲを蓄えていて、メガネを掛けている印象ですね。あ、目の前にいますね(笑)。

マコ なるほど、さすが的確です。そういう人が多い街に、新生ラブレスはどうですか?

マル 「ずっと前からここにあったよね」という感じで、街の雰囲気に馴染んでいて、ご近所とも仲良し的な。

マコ 道を挟んで「H BEAUTY&YOUTH(エイチ ビューティアンドユース)」や「MAISON KITSUNE(メゾンキツネ)」があって、あ、なるほどという。置いてある服はどうでした?

マル 前のラブレスの女性の服はフリフリしていて丈が短いモノが多くて、若い子が着ているイメージがありましたが、新店は良い意味でモダンな感じになりつつも大人の女性の可愛らしい部分も残っていて、またゆっくり見に行きたいなと思いました。

マコ それは連載一回目に自分がラブレスを選んだ甲斐がありました。マルちゃんの試着もよく似合っていましたよ。


マコちゃんもイチ推し! 「ラブレス」のコート5万3000円(税抜)

マル もちろん、試着を想定してきました(笑)。大人が今のオシャレを楽しめる店だけど、パッと来て、インスタントにオシャレができる品揃えがいいですね。マコちゃんはどうでしたか?

マコ ラブレスの服は全体に細めの作りで、15年前は着られたけど、今はヤバい(笑)。でも、今のセレクトショップってオリジナルの商品が多いんですが、ラブレスは話題のブランドの「ダブレット」や「メゾン ミハラヤスヒロ」などとのコラボ商品や「ファクトタム」とのコラボレーベルの「LF」などがあって、「あ、こんなシルエットのパンツ穿きたいな」というのが多かったです。


2階のユーズドコーナーは要チェック!

マル インポートブランド的なオリジナルアイテムは特に良いですね。あと、2階に置いてあるユーズドセレクトショップの「ラグタグ」の商品をディレクターがチョイスしたコーナーは欲しい服ばかりでした。

マコ ラグタグが得意なギャルソンやワイズ、エルメス、セリーヌなどもありましたね。


マルちゃんが手にしているのは、ユーズドの「エルメス」ジャケット25万8000円(税別)

マル どれも今の時代でも新しく着こなせる服で、セレクトはさすがだなって。

マコ 前のラブレスのイメージで店に行くと、「あれっ?」って時代の流れをはっきり感じるはず。

マル 前のラブレスのいいところは残しつつ、上手く現代的にシフトしたなと思いました。旧来のファンも置いてきぼりにせず、ちゃんと青山にいる人のアンテナにひっかかりそうな品揃えは、なにごとも深掘りしない今の時代にフィットしていますね。

マコ 今の時代はファッションに限らず「分かりやすい」のが第一義。ラブレスの品揃えも良い意味で、今が分かりやすい。だから旬を着たい人には重宝しますよ。


2階で見つけた「LF」レーベルのボーダーカットソーは、リブの太さと裾の切り替えが絶妙!2万5000円(税別)
昔は「自分がどう着たいか」、今は「自分がどう見られたいか」の違い

マル マコちゃんは、背中に刺繍がある黒のジージャンを着て来ましたが、どうしてそれを着てきたんですか?

マコ なんか背中に背負うのが好きなんですよ(笑)。スエットシャツとかTシャツとか前か後ろにメッセージがあると落ち着きます(笑)。マルちゃんは「自分のオシャレ」ってどう考えてます?

マル 私も今日は背中がガッチリ開いているワンピースですが(笑)。自分は、「丸山尚弓というイメージ」を考えて着こなしを考えます。

マコ さすがです。人前に出る機会が多い人はやっぱり違うなぁ。

マル いえいえ、そんな…(照)ですが、男性が見たときに「女性らしいな」と思ってもらうことは大事で、さらに女性から見て「こびを売りすぎじゃない?」とならないバランスはいつも考えていますね。今日なら取材の趣旨に合わせるのは当然ですし、たとえばデートでも、「何回目のデートで、待ち合わせはどこの街で、何時で、どこへ行く」のかによって着こなしは違います。

マコ うぅ、最近デートしていない……。

マル 街なら代官山と銀座では全然違うし、やはりこういう仕事をしているので、タイムリーには着たいと思いますね。マコちゃんはどういう風に着こなしを考えますか。

マコ 自分は最近、ボトムスから考えるようになりました。「このパンツを穿きたいから、トップスとアウターをどうする?」みたいな。昔はまず着たいアウターからだったんですけどね。

マル 男性はオシャレが上手になればなるほど、靴や腕時計などから着こなしを考えるようですね。

マコ 服が「人とかぶる」ってどうですか? 最近の若い子たちは古着を上手に着ていますが、あれはお金がないのと、人とかぶるのがイヤなんですよね。

マル 人とかぶるのは私もやっぱりイヤですよ。オシャレが好きな若い子たちも目が肥えてきていて、インスタを見ていると写真の撮り方とか本当に上手。今の若い世代はメディアとの距離が近いんですね。

マコ SNSが普及してからは、「見られている意識」が強くなっていますよね。

マル 昔は「自分がなにを着たいか」でしたが、今は「人にどう見られたいか、見せたいか」に意識が変わってきています。

マコ 新ラブレス青山店のショップコンセプトが「Trading Media」で、スマホやPCの画面上で多くの情報をスワイプしながら選択していくかのような体験を実店舗でできる内装になっています。

マル 空間全体を半透明のファブリックで区切って、連続した小部屋を次々と歩いていく“服との出合い感”は、新鮮な体験でした。

マコ 店内を“スマホ空間”をイメージしているって、まさに「15年後のラブレス」を象徴していると思いました。

LOVELESS青山(ラブレス青山)
東京都港区南青山3-16-1
03-3401-2301
営業時間:11:00~20:00(不定休)


丸山尚弓(まるやま なおみ)
「美人すぎるメンズファッションライター」として活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到する。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングも行う。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になれること。趣味はタウンウォッチと英語での映画鑑賞。

Photo:Shimpei Suzuki
Text:Makoto Kajii

Author profile

梶井 誠
梶井 誠
Kajii Makoto

今はなき講談社のメンズファッション雑誌『Checkmate(チェックメイト)』編集部のファッション班を経てフリーランス。セレクトショップのカタログやメンズ雑誌のファッションページの取材・原稿を担当。SKE48箱推し、フィロのス・奥津マリリ推し、ジュビロ磐田サポーター。1961年福井県出身。©Seo Hiroshi

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