【デザイン、シルエット、着心地の良さ】三拍子揃った、秀逸なヘルムート ラングのデニム

独立後 八面六臂の活躍を見せる、世界のファッションアイコン 小木"Poggy"基史さんに続いて登場するのは、編集長干場とともに手掛ける「WH」を筆頭に、数々の名靴を世に送り続けるシューズデザイナーの坪内浩さん。

坪内さんが膨大な数を所有してきた中でも捨てられなかった服をご紹介する企画の第５回も、「ヘルムート ラング」のGジャンです。

結構ラングのデニムはたくさん買っていたので、その中のひとつです。元々はロウデニムで 濃い色だったんですが、着ては洗ってを繰り返してるうちに、ここまで色が落ちてきました。

Gジャンは、これと もう一着グレーデニムを持っていましたね。

デニムメーカーが作るものとはひと味もふた味も違って、シルエットは綺麗だし、着心地も良かったので、袖を通す機会も多かったと思います。

裾の感じも他とは異なり、ウェスト辺りの納まりも良いんですよね。

ヘルムート ラングはデザイナー職を引退してしまいましたが、彼のようなデザイナーが再び登場してくれたら良いなとは、常々思っています。

Photo：Shimpei Suzuki

Edit：Ryutaro Yanaka

坪内 浩
シューズデザイナー
エスペランサ靴学院卒業後、靴業界のコンサルティング会社ジャルフィックに入社、各メーカーの企画デザインに携わる。フリーランスのデザイナーとして活躍した後に、マグナム創立に参画して「プレミアータ ウォモ」や「エンツォ・ボナフェ」を日本に紹介。2008年より長年のキャリアの集大成として、自身の名を冠したブランド「HIROSHI TSUBOUCHI」をスタートし、現在はFORZA STYLE編集長の干場と「WH」も手掛ける。