+$7,500の破壊力。新型C8コルベットにコンバーチブル登場!
業界に大ニュースが飛び込んできました。ミドシップにレイアウト変更したアメリカンスポーツの雄、新型コルベットにコンバーチブルが追加発表されたのです(2020年初頭発売予定)。
拡大画像表示
C8型「Corvette Stingray Convertible」のハンパないところは、その価格と車重です。なんとクーペ比+$7,500(グレードLT1)、そして、重量増はわずか36kg!つまり乾燥重量は1,566kgということ。スバラシイ!
開発陣は最初からコンバーチブル化を念頭に設計しています。増加分はルーフの開閉に必要なメカニズムの分だけ重くなったようなもので、新開発のアルミシャーシがいかに強靭か計り知れません。つまり、屋根を開けてもほぼ補強いらずなシャーシということ。ちなみに、ルーフの開閉時間はスイッチONで16秒(48km/h以下で作動可能)。
拡大画像表示
話題が前後してしまいますが、スゴ過ぎる新型コルベット米国価格をあらためてお伝えします。グレードにより装備差はありますが動的パフォーマンスは変わりません。
1LT
Coupe Starting at: $59,995
Convertible Starting at: $67,495
2LT
Coupe Starting at: $67,295
Convertible Starting at: $74,295
3LT
Coupe Starting at: $71,945
Convertible Starting at: $78,945
拡大画像表示
念の為クーペのディメンションをおさらいすると、全長4,630×全幅1,934×全高1,234mm、ホイールベースが2,722mmで乾燥重量が1,530kg。パワーユニットは共通でエンジンは自然吸気の6.2リッターV型8気筒(LT2型)。オイルの潤滑システムにドライサンプ式を採用し低重心化を実現しています。パワースペックは最高出力495hp(369 kW)/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpm。トランスミッション は8速DCTです。
拡大画像表示
新型のいいところはミドシップカーなので、左右ハンドル車を作り分けするのが容易なこと。というか、フロントにエンジンがないので仕様の違いで重量のバラツキや特性差が起こりにくいことです。今回は日本でも右ハンドルのコルベットに乗れますね。
さて、気になる日本への導入時期です。いまだ正式アナウンスはないのですが、人気者のコルベットは毎度デビュー1年近くプレミア価格がついてしまいます。つまり米国国内の需要だけでしばらく生産が追いつきません。
いまはただ待つしかないのですが、つい最近、本国のオフィシャルサイトではコンフィギュレーターが使用可能になりました。ワタシもアレコレ組み合わせて妄想に余念がないのですが、充実装備の3LT を選んでもコンバーチブルで1000万円以下。この衝撃は言葉になりません。
拡大画像表示
最後に追加ニュースを。コンバーチブルの発表時、新型コルベットベースのレースカー「C8.R GTLM 」も同時にお披露目されました。それがまたカッコいいのなんのって、もう来シーズンが楽しみでなりません。2年の開発期間を経てデビューするそうですが、初陣はデイトナ24時間レースとのこと。コチラも楽しみでワクワクが止まりません!
Text:Seiichi Norishige
Corvette Stingray Coupe and Convertible
■2020 Chevrolet Corvette Stingray Convertible