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食後の眠気はこう予防せよ! 眠くなる理由と対策を一挙紹介

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お腹いっぱいになるとつい船を漕いでしまいますよね……。

朝から働いて待ちに待ったお昼休憩、昼食をお腹いっぱい食べて「さあ午後もがんばるぞ!」と気合いを入れたはいいものの、猛烈な眠気に襲われて仕事にならない……という状態、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか? しかし、仕事中や車の運転中などに眠くなっては困りますよね。

いつも午後の眠気に悩まされながらも、「食後に眠くなるのはしかたないこと」と諦めるのはまだ早い! ランチのあとに眠くなりにくくする方法があるんです。ここでは眠気の原因とともにその対処法をお伝えします。

目次

■食後の眠気の原因

①血糖値の急激な変化

②脳の覚醒物質との関係

③副交感神経が優位に

■食後に眠くなるのを防ぐ方法

①糖質の高いランチの定番は避ける

②食物繊維たっぷりな野菜から

③丼ものを避けバランスよく

④間食を有効活用

⑤朝ごはんを抜かない

⑥時間をかけてゆっくり味わう

⑦睡眠から改善する

■食後の眠気に打ち勝って午後もハツラツと

食後の眠気の原因

食後に耐えきれないほど眠くなってしまう原因はいったい何なのでしょうか? 専門の医師はいくつかの可能性を指摘しています。ひとつずつ見てみましょう。

①血糖値の急激な変化

食事をすると、血液中の糖の量、つまり血糖値は上がります。血糖値は低すぎても高すぎてもよくありません。食後に血糖値が高くなると、正常な量まで下げようとしてインスリンというホルモンが分泌されます。

普通ならこのインスリンの働きにより2時間もすれば正常な血糖値に戻るのですが、急激に血糖値が上がりインスリンの分泌が追いつかないと、血糖値が高すぎる状態が続いてしまいます。反対に、インスリンが過剰に働きすぎると今度は血糖値が下がりすぎて低血糖になり、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまいます。

このように、食事のあとに血糖値が正常でなくなったり、急激に上がったり下がったりすることで、耐えがたい眠気を引き起こしてしまうと考えられています。低血糖状態で脳が栄養不足になり眠くなるというだけでなく、糖尿病患者などに多い高血糖状態でも人は眠気を感じやすいのです。

②脳の覚醒物質との関係

脳には、食欲を刺激する「食欲中枢」があります。この食欲中枢で発見された「オレキシン」という物質が睡眠と深い関わりを持っていることが、研究により明らかになったのです。

現代に生きる我々は、食事を摂るとき命の危険と隣り合わせということはまずありませんよね。しかし弱肉強食の世界で生きる野生動物はどうでしょうか? 敵と戦い勝利した者が、命をつなぐための食事にありつけますよね。敗北はすなわち死を意味しています。つまり食事は命がけの危険な行為というわけです。

オレキシンは、活発になると脳を覚醒させ、活動が鈍くなると眠気を感じる物質です。そのため、空腹を感じたらまずオレキシンが活発になって意識を覚醒させて感覚を研ぎ澄まし、戦いに勝利して食事にありつければオレキシンの活動は低下して、満腹になると眠くなってしまうという図式ができあがるというわけなのです。

③副交感神経が優位に

食事をすると、消化器官は当然食べたものを消化し、体内に必要な栄養を取りこもうとしますよね。そうやって内臓を働かせようとするときには、交感神経よりも副交感神経が優位になります。交感神経が興奮や緊張といった状態で優位になるのに対して、副交感神経はリラックスし鎮静するときに優位になります。そのため、副交感神経が優位な状態では眠くなりやすくなります。

また、消化活動のために胃腸に優先的に血液が運ばれると、脳への血流は減らされることになります。それも、食事のあとに消化するという体内の働きで眠気が引き起こされる原因のひとつになり得ます。



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