CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

【イージー・ライダーの名優】ピーターフォンダとダッジの切っても切れない関係とは!?

2019.8.21 2019.8.21
2019.8.21
説明しよう!妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

追悼ピーター・フォンダ

2019年8月16日。俳優のピーター・フォンダさん(以下、敬称略)がロサンゼルスのご自宅で亡くなりました。享年79歳。父は名優としてその名を轟かせたヘンリー・フォンダ、姉は女優のジェーン・フォンダとアカデミー賞に輝くフォンダ家。しかし、ピーターはゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演男優賞を獲得している程度かと記憶します。

スクリーンデビューは1963年。二世俳優で金の卵として売り出されたものの、商業主義的なハリウッドスタイルに馴染めず、当時アメリカン・ニューシネマと呼ばれた反社会的(逃避的)な作品に数多く出演します。その中の1本が今なお語り継がれる名作『イージー・ライダー(1969年)』でした。

ピーターはこの作品で主演を務める傍ら、制作と共同脚本を手掛けます。公開後は共演・監督のデニス・ホッパー、ジャック・ニコルソンらとともに一躍人気者に。余談ですが、この3人はとても仲良く、ジャックが脚本を手掛けた1967年公開の『昼間の幻想』での共演が伏線となっています。

『イージー・ライダー』はハンドル位置の高いチョッパー・スタイルのオートバイが劇中車で、その人気から新たにオートバイ映画というジャンルさえ生むほど影響力を及ぼしました。しかし、劇中車といえば、やはり時代のライフスタイルを反映した自動車が登場しなくてはハナシが進みません。そこで再鑑賞したいのがカーアクション映画の傑作『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1973年)』です。

登場人物はストックカー・レーサー役のピーター・フォンダ(ラリー)、そのメカニックのアダム・ローク(ディーク)、田舎娘のクソビッチ役にスーザン・ジョージ(メリー)の3人。ネタバレ厳禁ですが警察部長役のビッグ・モロー(フランクリン)もいい味出してます。

1969 Dodge Charger
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多少のヒューマンドラマはあるものの、この作品の見どころは、やはりストイックなカーチェイスです。しかも、ピーターはスタントマンなしで劇中車であるマッスルカーの代表格、ダッジ・チャージャー(1969年式)を縦横無尽に振り回します。

1966 Dodge Charger - 1st year
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このダッジ・チャージャーですが、初代モデルは1966年に登場。ポテンシャルの高いエンジンを搭載していたことから、レースマシンのベース車両として注目されたマニアックな側面をもちます。劇中車は1969年モデルで車両後部のデカールに440(キュービックインチ)と記載されていることから、最大排気量の約7210ccのV8エンジンが搭載されているようです。

1970 Dodge Charger RT advertisment
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ちなみにダッジには紛らわしいことに、チャレンジャーというモデルも存在します。コチラは1970年に登場したチャージャーに対しひとクラス上のモデルとなります。ちなみにどちらも2ドアクーペのスタイルですが、現行型はチャレンジャーが2ドアクーペ、チャージャーが4ドアセダンとして発売中。ただし、日本では正規販売されていません。

さて、話題を映画のハナシに戻せば、この作品はハリウッド流のエンタメ映画ではなく、どことなくリアルな切なさが残るアメリカン・ニューシネマの後味が印象的です。これは1971年公開の『バニシング・ポイント』も同様。様々な感情が胸の中を駆け巡ります。

1972 Dodge Charger
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晩年はジャック・ニコルソンのような風貌となり、個人的にクスクス笑っていましたが、スクリーンのなかの若いピーターは今見ても十分にイケメン俳優です。シネマ通の方で故人を偲ぶなら『さすらいのカウボーイ(1972年)』もオススメです。確かピーター唯一の監督・主演作品だったかと思います。

サウンドトラックも秀逸な『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』。特にエンディングのマージョリー・マッコイのTimeが郷愁を誘います。DVDやブルーレイもいくつか仕様がありますので吟味してご鑑賞ください。

Text:Seiichi Norishige

Dirty Mary Crazy Larry - Clip

 

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教重 誠一
教重 誠一
Seiichi Norishige

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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