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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

この夏乗りたいのはBIKINI!?ポルシェ!?それともレクサス!?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ブツヨク戦士に休みなし。2019年のラストスパートは限定車で!

2019年夏もお盆休みに突入。帰省や家族サービスという方も多いのではないでしょうか。この時期、国内でドライバーを務める方は渋滞などでブチ切れないようお願いしますね。やはり安全が第一ですから。

夏の自動車故障といえば、やはり電気系が多いですね。特にちょっと古めのクルマです。というのは、バッテリーが新しくても充電しない(つまり発電する機械部品が故障)ことも比較的お約束なトラブル。また、スパークプラグへ高電圧を供給するイグニッションコイルもポックリ逝きがちな部品です。やっかいなことにこの部品、ジワジワ寿命を迎えるので故障診断機のテストもスルーしがち。お気を付けください。

冒頭、気になるニュースから。レクサスから2019年1~6月の主要地域別販売実績が発表されました。注目は日本市場のデータです。

北米 約 14.9万台(前年比 101%)
中国 約 9.5万台(前年比 110%・香港を含む前年比 136%)
欧州 約 4.0万台(前年比 105%)
日本 約 3.2万台(前年比 96%)
中近東 約 1.6万台(前年比 109%)
東アジア 約 1.8万台(前年比 117%)

デビュー間近なレクサスRX(海外仕様)
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レクサスは中核を担うセダンのES、末っ子SUVにあたるクロスオーバーのUXが販売台数を牽引しているようですが、全体のデータは約4%の販売減。主力の北米市場でかろうじてプラス。これはレクサスに限ったハナシではありませんが、消費税の増加がニッポンの景気にどう影響するか予断を許しません。

トヨタとしては中国市場で、おそらく20%も上乗せできれば盤石の世界一となるでしょう。中年の記憶力なので定かではありませんが、現状、トヨタブランドの中国市場での販売台数はVWの足元にも及ばず、その差は天と地ほど開きがあります。

懸念材料は他にも。一度政治がらみの事件が起こればジャパンブランドは地獄行き。米中経済戦争なんて見出しが踊る昨今ですが、アメリカ系ディーラーにデモ隊が突入! なんてニュースは聞きませんよね。一方、日本に対しては容赦ない出来事が起こってしまいます。

いまのところ中国のカスタマーは「日本の工場で作られたレクサスが一番ハイクオリティである」という認識。とても人気があります。レクサスもさらにタマ数が増えれば上積みも期待できるでしょう。まあ自動車業界だけじゃありませんが、表面的にでも平和がイチバンというのが世界経済です。

さて、夏の小休止とはいえ我々ブツヨク戦士にお休みはありません。ニッパチは数字が落ちる・・・という日本ですから、狙うブランドによってはいい条件が引き出せるタイミングです。また、中古車市場では夏のボーナス商戦で下取りしたクルマが販売車両として数多く出回ります。よって、選択肢が広がる中古車も狙い目となりますのでお忘れなく。

この時期のカンフル剤といえば、やはり限定車でしょうか。まず、お伝えするのは特別にポルシェエクスクルーシブが手掛け「マリタイムブルー」を採用したおまけに各1台ポッキリという限定ポルシェの情報です。つまり、コレを買えば日本国内で他人とカブルことはありません(目撃情報が増えるでしょうが・・・)。

マリタイムブルーのポルシェ911 (タイプ964)
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ちなみにこの「マリタイムブルー」はかつて911RS(タイプ964)に採用されていたボディカラーです。ご記憶の方も多いと思います。現行マイアミブルーのような蛍光色のような発色はありませんが、しっとり落ち着いた魅力的なボディカラーです。

ポルシェセンター青山」が用意したのは718系のGTSです。限定車のGT4を除けばコチラが最上級グレード。2.5リッターの水平対向4気筒ターボエンジンは最高出力269kW(365ps)を発生。兄貴分の911から見ても侮れない存在です。なお、この限定車は同拠点において2019年8月25日18時~9月1日まで特別展示が行われます。

価格は「718ケイマンGTS ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー(7速PDK・右ハンドル)」が1,455万3,000円、「718ボクスターGTS ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー(7速PDK・右ハンドル)」が1,514万3,000円となります。

ポルシェセンター名古屋」はファイナルモデルとなるタイプ991.2の911GTSにこの「マリタイムブルー」を採用しました。ターボやGT3を除けば、現状、GTSがカタログモデル最強グレード。搭載されるエンジンは3リッター水平対向6気筒ターボで最高出力331kW(450ps)を発生。申し分のないスポーツ性能です。

価格は「911カレラGTS ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー(7速PDK・右)」が2,265万3,000円、「911カレラGTSカブリオレ ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー(7速PDK・右)」が2,511万6,000円となります。

もう少しお手頃価格な限定車はないのか? とご指摘を受けそうなので、個性派で手が届きそうな価格帯からもご紹介しましょう。そんな狙い目モデルが押すに押されぬジープブランドから現在発売中です。

男性陣ならビキニのお嬢様が大好きでしょうが、ジープには「BIKINI」(TOP画像)というブルー系のボディカラーが存在します。なんだかシェレてますね。さわやかに目立つこと請け合い。

BIKINI Edition
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BIKINI Edition
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Wrangler Unlimited BIKINI Edition(ラングラー・アンリミテッド・ビキニ・エディション)」は限定数80台で583万2,000円、「Renegade BIKINI Edition(レネゲード・ビキニ・エディション)」は100台限定で365万円。どちらもスタイリッシュなライフスタイルカーですのでお早めに。

お次は乗って楽しいラテン系2車のご紹介です。まずは仏ルノーから「Renault LUTECIA ICONIC(ルノールーテシア アイコニック)」が登場しています。欧州のベストセラーカーであるルーテシアは日本でも多く見かけます。

ルーテシア アイコニック
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ルーテシア アイコニック
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ベースグレードは「インテンス(EDC)」で、今回は特別にかつてコンセプトモデルに採用されていたボディカラーの「ルージュ フラム M」を復刻。価格は237万2,400円で限定40台。1.2リッターターボなので走りと経済性を両立しています。

締めは限定車というより、期間限定受注の特別仕様車のご案内です。その内容とは伝説のレースブランドである伊アバルトの「Abarth 124 spider Grigio(124スパイダー)」に、カスタマイズ・プログラムである「Make Your Spider(メイク・ユア・スパイダー)」を組み合わせパーソナライズ可能というもの。つまり、いまならボディカラーやシートデザイン、装備など、通常カタログにない仕様まで幅広く作り込めるということ。

Abarth 124 spider Grigio
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受注期間は2019年9月23日まで。期間限定なので慌てる必要はありませんが、一度はディーラーを訪問しスムースなコミュニケーションを心掛けましょう。値引いて売るクルマではありませんが、何らかのサービスがないとは限りませんので。

Abarth 124 spider RECAROのレザー/アルカンターラ仕様シート
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気になる価格は消費税10%でMTが406万円、ATが416万9,000円(納車は2019年10月以降)。ワタシなら日頃選べない「RECARO社製のレザー/アルカンターラ」のオプションをおごることを考えます。ちなみにこのシート、日本導入1周年記念限定車に装備されていたと記憶します。

今回の動画リンクは前出の「マリタイムブルー」の911RS(タイプ964)です。軽量化しスポット溶接マシマシの強化シャシー、軽量フライホイールを採用しレスポンスを増したエンジンも特徴的なモデルです。ちなみにワタシがイチバン欲しい911であり、ターボ化すれば最高に楽しい911になります。乾いた迫力あるエキゾーストノートをお楽しみください。

Text:Seiichi Norishige

■1992 Porsche 964 Carrera RS: Rituals of Rennsport

 


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