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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

スポーツカー好きなら英国ジャガーはいかが?Fタイプに限定車登場!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ジャガースポーツ70周年記念モデルにときめく

洋の東西を問わず限定モノに弱いのは言わずもがなですが、数量が限られているだけに入手困難な場合も多いかと思います。コレがポルシェやフェラーリともなれば“貢献度”が図られるワケで、一見さんでは購入不可能。選別されてしまいます。

今回取り上げる「JAGUAR F-TYPE CHEQUERED FLAG EDITION」は、ジャガースポーツの起源となるXK120のデビュー70周年を記念した限定車です。チェッカーフラッグエディションなんてネーミングはどのメーカーでも似合うワケじゃなく、英国車でもっともル・マン24時間を勝っているジャガーでなければ陳腐なものになったことでしょう。

英国車最多勝利と業績の拡大で英国経済に大きく貢献(外貨獲得)した創業者のウイリアム・ライオンズは、アイルランド移民の家系でしたが1956年に英国王室からナイトの称号を授かります。日本の叙勲とは違いがありますが、ジャガーというブランドの格上げ効果はかなり大きかったと思います。

さて、本題のチェッカーフラッグエディションですが、基本的にベースモデルと比較してパフォーマンスに変更はなく、主にコスメティックなデザイン上の仕様変更を施したモデルです。また、2020年モデルの限定仕様車なので希望すれば誰もが買えるのがいいところ。

ジャガーFタイプ最新スペックの確認です。2リッター4気筒ターボが300ps / 400Nm、3リッターV6スーパーチャージャーが340ps / 450Nmと380ps / 460Nmの2機種、そして5リッターV8スーパーチャージャーが550ps / 680Nmと575ps / 700Nmの計5機種となります。ちなみにV6エンジンの380ps仕様モデルには今では希少な6速MTの設定がありますので要チェック。

そして、チェッカーフラッグエディションの設定は、V8エンジン搭載車を除く3機種のパワーユニットとなります。トランスミッションは8速AT、ボディタイプはクーペとコンバーチブルのどちらも選べます。また、V6エンジンの380ps仕様ならAWDも選択可能です。

ジャガーのスポーツモデルとはいえ、エントリーモデルは4気筒エンジン搭載とじつにカジュアル・・・とはいえそれなりに高額ですが、まずはこのモデルを参考にスペックを見てみましょう。

【JAGUAR F-TYPE COUPÉ(2.0L 300ps)】
ボディサイズ:全長4,480×全幅1,925×全高1,315mm
ホイールベース:2,620mm
エンジン形式:直列4気筒ターボ
排気量:1,995cc
最高出力:221kW(300ps) / 5,500rpm
最大トルク:400Nm / 1,500-2,000rpm
トランスミッション:8速AT
車両重量:1,660kg
0-100km/h:5.7sec
最高速度:250km/h
価格:812万円~1,014万円(コンバーチブル:977万円~1,192万円)

4気筒エンジン搭載車のなかでは今回のチェッカーフラッグエディションが最上級に位置する2020年モデルですが、エントリーグレードにオプションを足すと実質的に1,000万円クラスなFタイプ。よって、決して高くはありません。さらにプライスリストを確認します。

【JAGUAR F-TYPE CHEQUERED FLAG EDITION】
●直列4気筒INGENIUM(2.0L 300ps)
価格:クーペ1,014万円・コンバーチブル1,192万円
●V型6気筒(3.0L 340ps)
価格:クーペ 1,192万円・コンバーチブル1,370万円
●V型6気筒(3.0L 380ps)
価格:クーペ1,297万円(AWD:1381万円)・コンバーチブル1,475万円(AWD:1,559万円)

欲を出せばキリはありませんが、血液がガソリンという方はV6が選択肢でしょうか。4気筒でも300psありますので、あとは試乗時にフィーリングの合うパワーユニットを選べばいいと思います。Fタイプのスタイリングに惚れ込んで長く乗るなら4気筒がランニングコストも安くオススメです。

Fタイプをデザインしたイアン・カラムは2019年6月に引退してしまいましたが、ラリーカーやレーシングカーもデザインするなど、多彩な才能を発揮した人物でした。そのキャリアはフォードから始まり、退社後はモータースポーツの世界に身を置きTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)に参加。ジャガーの前はアストンマーティンに10年間ほど在籍。ヴァンキッシュやDB9は彼の作品です。

ジャガーは同社のアイコンともいうべきフラッグシップサルーンのXJを次期型ではEVにすることを明言。ジャガースポーツの象徴であるFタイプも刷新の時期が迫っています。化石燃料で妄想を続けるワタシ的には将来に不安が募ります。まさかEVなんて言いませんよね?

というワケで、ジャガーFタイプが心にグサリと刺さる方は今のうちに買っときましょう。そう遠くない時期にファイナルエディションのアナウンスもあるでしょうが、ピュアなエンジンカーが買えるのは僅かな期間しか残っていませんので。ちなみに画像のボディカラーは“フジホワイト”。なんとなく親近感がわくジャガーFタイプなのです。

Text:Seiichi Norishige

ジャガーランドローバージャパン
0120-050-689(ジャガーコール)

■Jaguar F-TYPE | Chequered Flag Limited Edition

 


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