CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

アメリカが誇るスポーツカー、シボレー・コルベット!ミドシップになって何が変わった!?

2019.7.24 2019.7.24
2019.7.24
説明しよう!妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

転生したらミドシップに!? 8代目コルベット誕生。

次期型コルベットはミドシップになる! そんな情報をキャッチしてから2年位経過したでしょうか、ついに8代目となる新型コルベットがお披露目されました。この1週間、米国系自動車メディアはコルベットの話題で持ちきりです。

初代コルベットは1953年に誕生。当初のコンセプトはどちらかといえば雰囲気重視のスペシャリティカー。速そうで垢抜けたデザインと、ちょっとだけパワフルなエンジンを組み合わせました・・・的な感じのクルマでした。

New Chevrolet Corvette Stingray
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戦後から10年も経つと、アメリカ車はいよいよ本格的パワー競争の時代に突入。各社とも大排気量のV8エンジンを搭載します。1859年から産油国であるアメリカのガソリン価格は安く、今日のような燃費なんて概念はパワーで吹き飛んだことでしょう。アメ車ガスイーター伝説はこうして生まれました。

さて、現在のコルベットですが、皆さんの認識どおりGMシボレーブランドのフラッグシップスポーツカーです。現行型C7コルベットの最上級モデルZR1は、6.2リッターのV8エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ最高出力650psというパワーを叩き出す弩級のGTであり、同国を代表するスーパースポーツというポジションにあります。

で、今回のフルモデルチェンジ(転生)で、なぜフロントにエンジンを搭載し後輪を駆動するFRから、エンジンを乗員の後方に搭載するミドシップ(ただし、ホイールベース内にエンジンを収める)に大転換したかといえば、それはスポーツ性能の追求にあります。

New Chevrolet Corvette Stingray
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現在のコルベットはモータースポーツの世界でライバルと雌雄を分かつ特別なモデルです。これはル・マン24時間や世界耐久選手権(WEC)、北米を中心としたIMSAなど、人気のカテゴリー。同郷フォードはカーボンシャシーの少量生産車フォードGTを投入。また、名門ポルシェはRR(リアエンジン・リアドライブ)の禁を破り、ミドシップの911RSRを開発。ココで勝つには思考の転換が必要なのです。

New Chevrolet Corvette Stingray
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シボレーにはFRスポーツのカマロが存在します。トップモデルは前出のZR1と同じパワフルなエンジンを搭載したZL1をラインナップ。このモデルは日本へ正規導入されていませんが、シボレーの最上級FRスポーツはカマロが継承すればいいとも考えられます。

早速、新世代C8型コルベットの詳細を確認しましょう。このモデルから右ハンドル車の設定があるのは朗報です。

【New Chevrolet Corvette Stingray】
ボディサイズ:全長4.630×全幅1.934×全高1.234mm
ホイールベース:2.722mm
トレッド(前後):1.648 / 1.586mm
エンジン:6.2リッターV型8気筒 (LT2)
ボア×ストローク:103.25×92mm
最高出力:369kW(495hp)/ 6.450rpm
最大トルク:637Nm / 5.150rpm
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:2WD
乾燥重量:1530kg
タイヤサイズ:245/35ZR19・305/30ZR20

New Chevrolet Corvette Stingray
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新型であるC8型コルベットのデリバリーは2020年から。気になる価格は6万ドル以下のエントリープライスとなるそうです。端的にいえば、「安い!速い!カッコいい!」という三拍子揃ったスーパーカー。それがコルベットというクルマです。

ちなみに最後のFRコルベットなるC7型の2019年モデルの本国価格は、エントリーグレードが$55,900、グランスポーツ $65,900、Z06 $80,900、ZR1 $123,000という構成。というワケで、上記の内容もローンチモデルと考えてよさそうです。C8型はアルミシャシーをベースに複合素材を組み合わせていますので、内容的にも相当バリュー。

New Chevrolet Corvette Stingray
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現在のアナウンスは基本モデルに「Z51 Performance Package」をオプション設定。コレを選ぶと大型のブレーキなどで強化されたシャシー、任意のスペシャルモードを追加できるドライブ機能が加わるそうです。シートだけでも3タイプ選べるのでカスタマイズも楽しめます。

参考までにレースでもライバルとなるV8フェラーリとポルシェ911の市販モデルのスペックも見ておきます。

【Ferrari F8 Tributo】
ボディサイズ:全長4.611×全幅1.979×全高1.206mm
ホイールベース:2.655mm
エンジン:3.9リッターV型8気筒ターボ
最高出力:720ps / 8.000rpm
最大トルク:770Nm / 3.000rpm
乾燥重量:1.330kg
日本価格:3,245万円

【Porsche 911 Carrera S (Type992)】
ボディサイズ:全長4.519×全幅1.852×全高1.300mm
ホイールベース:2.450mm
エンジン:3リッター水平対向6気筒ターボ
最高出力:450ps / 6.500rpm
最大トルク:530Nm / 2.300-5.000
乾燥重量:1.515kg
日本価格:1,666万円

New Chevrolet Corvette Stingray
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こうして見ると、いかにC8型コルベットがロープライスで高性能を実現しているのかおわかりいただけると思います。趣味車という側面から補足すれば、自然吸気V8エンジンはドライサンプ化で低重心・・・という事実もお伝えせねばなりません。

なお、今回のリンクは本国サイトで詳細をお楽しみください。また動画は1つだけの掲載ですが、公式YouTubeチャンネルには新型C8のコンテンツがテンコ盛り。ついつい見入ってしまいます。いや~、自動車ってホント楽しいですね。それではまた!

Text:Seiichi Norishige

■2020 Corvette: History | Chevrolet

 

Author profile

教重 誠一
教重 誠一
Seiichi Norishige

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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