FASHION ― 僕が捨てなかった服

「僕が捨てなかった服」

【探し続けてやっと入手!】 Poggyが喉手で欲しかったレアなシューズ

2019.8.1 2019.8.1
2019.8.1
人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

影響を受けたアーティストによる、とにかくレアな逸品!

幅広いアイテムを披露してくれた神藤光太郎さんに続いて登場するのは、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」から独立し、自身の会社を立ち上げた小木"Poggy"基史さん

Poggyが膨大な数を所有してきた中でも捨てられなかった服をご紹介する企画の第8回目は、コールハーン×ナイキ×トム・サックスによるウィングチップシューズ「ミッション コントロール シューズ」です。

これは、2012年にナイキ(NIKE)と、ニューヨークを拠点に活躍する現代芸術家”トム・サックス(Tom Sachs)”によって行なわれたエキシビション「SPACE PROGRAM: MARS(宇宙計画:火星)」のときに登場したモデルなんですが、かなりレアで足数も相当限られていたと思います。

ずーっと探していて、アメリカのとある方から譲っていただきました。

この頃はまだ、コールハーンがナイキの子会社だったので、両ブランドの特色を活かした作りになっていまして、アウトソールにはナイキの原点ワッフルソールを滑り止めとして取り入れているんですが、最大のポイントは なんと言ってもサイドのスウォッシュ!

これは他では絶対に見ることができない意匠だと思います。

他にもタンに縫い付けられたナイキのタグや、踵につけられた脱ぎ履きを楽にするタブなど、コールハーンによるレザーのドレスシューズに、ナイキのスニーカーのエッセンスを盛り込んだ、素晴らしい一足なんです。

じつは、シューレースはトム・サックスらしくNASAで開発した素材を使用した紐だったんですが、切れてきてしまったので別のものに替えています。

これもスペシャルなときに履いているんですが、トム・サックスから影響を受けて、Gショックを懐中時計にアレンジしたりするなど、とくにリスペクトしているアーティストによる作品なので、決して捨てることはないですね。

Photo:Naoto Otsubo

Edit:Ryutaro Yanaka

小木 “POGGY” 基史 
FASHION DIRECTOR

1997年、ユナイテッドアローズにてアルバイトからキャリアをスタートし、2006年には伝説のショップ「リカー、ウーマン&ティアーズ」を立ち上げ、ディレクターを務める。2015,16年には2年連続で「HYPEBEAST 100」に選出。 2018年独立し、10年に立ち上げたユナイテッドアローズ&サンズのディレクターを勤めながら、さまざまなコラボレーションやパリにて「POGGY’S BOX」と銘打たれた展示会の開催など、これからの動向に注目が集まるファッションアイコンの一人。1976年 北海道札幌市生まれ。
Photo:Jonathan Daniel Pryce, GarconJon.com

Author profile

谷中 龍太郎
谷中 龍太郎
Yanaka Ryutaro

FORZA STYLE シニアエディター

さまざまな雑誌での編集、webマガジン『HOUYHNHNM』編集長を経て、『FORZA STYLE』にシニアエディターとして参画。現在までにファッションを中心に雑誌、広告、カタログなどを数多く手掛け、2012年にはニューバランス初となるブランドブックも編纂。1976年生まれ。

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