BRING BACK PHILO! RESPECT THE É!!
さて、143回めは「セリーヌ(CÉLINE)」のスニーカー「プルオン(PULL ON)」。エディ・スリマンの前任、あえてフィービー・フィロと表記しますが、彼女がセリーヌで手掛けてきたスニーカーが好きでした。
以前も紹介しましたが、2014年春夏コレクションにて初登場した例のハイカットスニーカーに始まって、スリッポンタイプの「スケーター」、そして今回の「プルオン」といい、彼女自身もスニーカーを愛用しているから、目の付けどころとアレンジの感じが素晴らしかった。
「スケーター」に関しては、結構気になった素材も多かったんですが、たかだかスリッポンに支払うには高額過ぎて、いつも二の足を踏んでいました。一方で「プルオン」は ありそうでないデザインと素材、カラーリングが多かったのでココロ惹かれることが多かったんです。
インソールもしっかりと作られているから、見た目に反して履き心地も良く、このジャカード織のアッパーは柔らかいし、程よくホールドしてくれるので足馴染みも良かったんです。
最初のモデルはツィードのチェックが素敵でしたが、カカトに「LOVE」と「PEACE」って入っていたのが ちょっと恥ずかしくてスルー。この海苔貼ってるみたいな真っ黒くらいが丁度えぇ感じでした。
もちろん、「プルオン」だって安くはなく、プロパーでおいそれとは買えなかったんですが、得意の御殿場アウトレット詣をした際に マイサイズが運良く残っており、しかも表示価格から さらにOFF的なタイミングだったので 迷わず清水ダイブをかましました!
今までグリーンのスニーカーって履いてこなかったんですが、セリーヌってことを差し引いても、女子ウケがイイ(笑)。履いてると、「そのスニーカーかわいい〜」なんて褒められることが多いので、自然と着用頻度も上がって、気がついたら結構履き込んで汚れてきてます。
残念ながらエディに変わってしまって、新しいモデルがリリースされないのが寂しいですが、もしデッドストックでマイサイズに出逢えることがあったら、買い足しダイブしたいとも思っています。
あっ! でも買えたとしても仕舞っておける場所が もうないや…。
とくに最近 欲しい服が少なくなってきて、唯一琴線に触れるモノが多い靴ばっかり買ってるから、ラックの下まで靴箱ばかりだし。結局見えないトコに仕舞った靴って 全然履かないし。
せめて足が もう2本、ケンタウロスみたいだったら……
そんなヤツ気持ち悪くて、モテねぇわ(笑)
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka