どうも、ドゥオモ~、ボンジョルノ。C-3POこと中年Aオギ山です。R2-D2こと中年Bノリシゲです。二人合わせて中古車野郎Aチームです。「ってなんでスターウォーズ?(中年B)」「視聴者の方から僕たち二人が歩いているのを見て、C-3POとR2-D2っぽい、とのご意見いただいたものでして(中年A)」。
若かりし青年があっという間に中年となるように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかった! けれどいまならイケる? な妄想を抱く二人の中年が、読者&視聴者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探求する企画がコレだ!
さてさて、前回に続きオートモビルカウンシル2019をお送りする今回。中年Bはたくさん歩いてふくらはぎが痛いとか泣き事言ったりもしてますが、見つけましょう! 探しましょう! 俺たち中年にとってお宝の中古車を!
とは言いながらも、ちょっとすごいクルマばかりでお腹いっぱいとなった二人。マルシェコーナーにあるミニカーを始めとする雑貨でも見て、箸休めしますか? な休憩タ~イム。でもでも、そこはやはりオートモビルカウンシル。ただものではない雑貨だらけで、圧倒されっぱなしとなったのでした。
まずは、神奈川県大和市に店を構えるミニカーショップ「キッドボックス」へ。ここではフランスのヴィンテージモデルや同店オリジナルのミニカーたちのマニアックぶりに汗だくとなる中年たち。
続いてミシュランのマスコットを豊富に揃える「M2STYLE」でヴィンテージのミシュランマンのフィギュアや、1950年代のミシュランガイドにふれ、蒐集癖に火がつきそうになり、危うく全財産を使い果たしそうになっちゃったり。
ふーアブない、アブない。主旨を忘れちゃいかんですたい。中年とミニカーになっちゃうところ。
閑話休題。
やっぱり古い英国車を手に入れて、趣味にしたいとトキメク中年Aが吸い寄せられたのが、愛知県にある「ACマインズ」。ここではビカビカのロータス・エリートやジネッタ、オースチンA35にうっとり。さて、次のお店へ、と歩き出したところ、ポツンとオースチン7を発見。お値段450万円というのは確かに高額だが、このクルマの程度やこれから趣味にすることを考えると適正ではないか! 心揺れる中年A。買えるモーターショーを標榜するオートモビルカウンシルだけに、契約しちゃった! かどうかは動画をチェック!
俺たち中古車野郎Aチームは基本的に欧州車が大好物だ。が、「ヴィンテージ宮田自動車」には心揺さぶられてしまった。オバフェンが迫力満点の日産のフェアレディZ 240ZGが1200万円。トヨタのセリカ・
「国産車もついにここまできたか……」。涙で霞んで前が見えない中年たち。
あ、さて(©小林完吾元NHKアナ)。ビッカビカのジャガーEタイプsr.1やマツダコスモスポーツで少年のように目を輝かせた中年Bが、鼻をクンクンとならしながらやってきたのが、神奈川県相模原市に店がある「スピニングガレージ」。世界でもココしかないだろうVWゴルフⅡ専門店なのだ!
中年BはおもむろにGoProを取り出し、幕張メッセの中心で「中年’s EYE」と叫ぶ!
そのお宝は、1990年式VWゴルフCLi。内装ファブリックのマニュアル仕様。実走行1万2000キロのビッカビカもん。中年Bが急に寝ころんでしまった。流行りの気絶か? いや車体下に潜り込んで状態チェックしているようだ! 果たして状態はいかに!? で、気になる価格は?
というわけで、二回にわたってお送りしたオートモビルカウンシル2019。いかがでしたか? 中年には手も足も出ないお宝ばかりでしたが、中古車選びの目を鍛えるまたとない機会だったのでは?でもな~やっぱり欲しい気持ちは止められない。冷静と情熱、いや夢と現実のあいだを浮遊する悲しい熱帯魚な中古車野郎Aチームなのでした。
Text:Takashi Ogiyama
Video:Akira Sekizawa