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器用貧乏な人の特徴とは? オールラウンダー特有の悩みに迫る!

2019.4.10 2019.4.10
2019.4.10

不器用な人にはわからない、器用貧乏ならではの苦労

「器用貧乏」という言葉、多くの人が耳にしたことはあると思います。では、実際にはどういう意味で使われるものなのでしょうか? また、器用貧乏な人の特徴にはどういったものがあるのでしょうか。

器用貧乏をなんとかしたいという人や、器用貧乏なんてうらやましい……と思っている人も必見! 器用貧乏な人について詳しく解説します。

「器用貧乏」とは?

器用貧乏という言葉、初めて聞くと「器用」なのに「貧乏」ってどういうことなのだろう? と少し不思議に聞こえますよね。「器用でなんでもソツなくこなせてしまうが、そのためにひとつのことを極め大成することができない」という意味の熟語です。

本当に貧乏ということではなく、なんでもサッとできるがゆえに人にいいように使われてしまって自分のことができなかったり、職人のようにある分野で飛び抜けて優れているというわけではないため自分の強みがこれといってなかったり、何をやっても中途半端で終わってしまったり……などなど、「器用なのに損」というようなニュアンスで使われます。

そのため、ほとんどの場合は褒め言葉としては用いられず、「もったいない」「器用なはずなのに残念」という意味を表す言葉として使います。または、器用な人が褒められたときに「器用貧乏なだけですから」と謙遜の意味で使うこともあります。

器用貧乏な人の特徴

器用貧乏な人には、どのような特徴があるのでしょうか。今まで自分が器用貧乏だとは思っていなかったという人も、実は当てはまっているかもしれませんよ!

①飽き性でひとつのことに固執しない

器用貧乏な人は、ひとつのことだけを集中して継続的に行うのがあまり得意ではありません。ある特定の物事に執着してひたすら没頭するというよりは、あれこれ手を出してさまざまな経験をするほうが向いているのです。

しかし、興味を持ってやり始めても、器用であるがゆえにわりと簡単にある程度できてしまうため、すぐに飽きて別のことに目移りしてしまいます。その繰り返しで結局は何ひとつスキルが身につかず、自分自身の成長にはつながらないままで終わってしまうのです。

何事にも飽きっぽく、熱しやすく冷めやすいタイプではありますが、それは言い換えれば好奇心旺盛で経験豊富、新しいことにも臆せずチャレンジできる人ということでもあります。

②オールラウンドにこなすマルチプレイヤー

器用でどんなこともこなせるため、言い方を変えれば器用貧乏は「オールラウンダー」「マルチプレイヤー」と呼ぶこともできるでしょう。ただ、万能で多才な人というよりは、なんでも平均以上でそこそこにはできるのに、いざ何が得意かと問われると答えられない……という人が多いのが器用貧乏です。

他の人が長い時間をかけて苦労してできるようになることも、飲み込みが早く要領がいい器用貧乏な人は、少し努力するだけで簡単に習得できてしまいます。そのため、ジョブローテーション制度を取り入れている企業などの異動で仕事内容が変わってもすぐに対応できます。

むしろ同じ内容の仕事ばかりしていると飽きてしまうタイプなので、自分から転職する人も少なくありません。長期間かけてできるようになるというような仕事では大成しませんが、いろいろな業務内容がある職種では重宝される人材になるでしょう。

③お人よしで頼まれると断れない

器用貧乏な人は基本的に何事もソツなくこなすため、周りの人からいろいろなことを頼まれることが多くなります。そして、ここが「貧乏」とつく理由ともいえますが、お人よしで人から頼まれたらNOと言えず、なんでも引き受けてしまいがちです。

よく言えば頼りにされている、信頼されていると言うこともできますが、都合よく利用されてしまったり、雑用を押し付けられてしまったりすることも多く、人からの頼まれごとで忙しくなって自分の成果が上げられないこともしばしば。

反対に、自分から人に何かを頼むことはあまりありません。というのも、たいていのことは自分でやったほうが早く、誰かにやってもらうまでの手間や気苦労を考えれば、人に任せるメリットがあまりないからです。

④物事に対してあまり好き嫌いがない

器用貧乏な人は、仕事でも他のことでも好き嫌いを示すことが少なく、選り好みしないタイプです。器用で苦手なことがあまりないから好き嫌いしないのか、好き嫌いなくなんでも取り組むからいろんなことを器用にこなせるのか、またはその両方なのかもしれません。

しかし、好き嫌いの「好き」のほうもあまり感じないのが器用貧乏たる所以。嫌いで避けるものもあまりない代わりにひとつのことに熱中することもなく、人より頭ひとつ抜けるような特技や才能というのがないのです。

ただ、柔軟で適応能力が高く苦手意識を持つことがあまりないので、周囲の人からも好かれやすく世渡り上手で、嫌われたり敵対心を持たれたりするといったことは少ないでしょう。

⑤競争意識や向上心が低い

なんでもそこそこにはできてしまう器用貧乏は、すべて中の上くらいの出来で満足してそれ以上を追求することがありません。他の人よりできるようになりたい、あの人に負けたくない、なんとしてもその分野でトップになりたいというような野心やライバル心を抱かず、負けず嫌いとはほど遠いところがあります。

自分で納得してしまえば、もっとよくしようとしたりスキルアップを図ったりすることもなく、向上心や意欲、やる気といったものがあまり見られません。そのせいで、器用ではあるのにひとつの分野で何かを成し遂げるということがないのです。

会社で出世しようと思えば、時には周りのライバルを蹴落とし、激しい競争に打ち勝ってでも上を目指すことが必要となってくるでしょう。しかし、器用貧乏な人はそのような競争意識を持っていないので、結果として器用に仕事をこなすわりには昇進せず、「貧乏」ということになるのです。

⑥視野が広く気配りができる

特定のことにこだわらないせいか、器用貧乏な人は視野が広く、他の人が気づかないようなことに気づくことができます。そして、気づいたことは自分でサッとやっておくので、細かいことにも気を回して配慮でき、先回りして行動できる人として評価されます。

そのせいで、いつの間にか人のフォローに回ってばかりになっていたり、自分だけが多くのことに気づいてやってあげるので気がつかない人より仕事が増えたり、少々損な役回りになることも。

器用貧乏であるがゆえの悩みと解決策

不器用な人からしてみれば、なんでも器用にできるなんてうらやましいですよね。しかし、器用貧乏な人にはその人なりの悩みや苦労があるものです。ここでは、器用貧乏にありがちな悩みとその解決策を挙げています。

①これといった長所が見つからない

器用貧乏な人の多くが抱く悩みは、自分のアピールポイントになるような強みや、他と一線を画するような抜きん出た才能といったものが見つからないことではないでしょうか。人に長所を尋ねられたとして、なんでもできると答えるよりは「○○が得意でこれぐらいできます」と言ったほうが伝わりやすく印象にも残ります。しかし人前で挙げられるほどの特技やスキルがないため、返答に窮してしまうのです。

まずは、自分が得意なことの中でも特に伸ばしたいと思うものをひとつ決めましょう。現状に自分では満足していても、継続してやり込めばもっとよくなるものがほとんどだと思います。今まではできる範囲のことをすればいいと思っていたかもしれませんし、実際問題ないレベルにはできていたのでしょうが、その分野で一番になれるほど極めるつもりで突き詰めてみたことはないのではないでしょうか。

たいていのことを器用にこなしてきた分、失敗や挫折をあまり経験したことがないという人が器用貧乏タイプには多いもの。しかし、それは自分のできる範囲のことだけやって、その範囲外のことには挑戦してこなかったからとも考えられます。一度でも狭く深く、特定のことをがむしゃらに努力した経験がある人は強いですよ。

☆何かひとつ、失敗を恐れずとことん極めてみる!

②仕事にやる気が出ない

飽き性で執着心がなく、ある程度できるようになると次のことに手を出したくなる器用貧乏は、毎日同じ仕事の繰り返しで鍛錬を積むといったことは得意ではありません。そのためやる気が持続せず、何度も転職したり仕事を辞めたくなったりします。

もちろん、多くの経験をして他の人にはない多方面の知識を身につけたり、本当に自分に向いている仕事が何か探ったりできるため、職を転々とすることは必ずしも悪いことばかりではありません。しかし、腰を落ち着けて仕事をすることで手に入れられるスキルや人脈もあります。

まずは、なんとなく仕事をこなすだけではなく、自分の中での具体的な目標を定めましょう。あれもこれも手を出すのではなく、その目標に向かってまっすぐコツコツと邁進してみてください。明確なゴールが見えればやる気は自ずと沸いてきますし、それが達成できれば次はワンランク上の目標……というように、どんどんステップアップしていけるでしょう。

☆具体的な目標を持って仕事に取り組む!

③なんでも屋扱いされてしまう

器用でお人よし、頼まれごとは二つ返事で引き受けてサッとこなす、というような器用貧乏は、下手をすると他人に利用されて「なんでも屋」のように思われてしまいます。一度善意で頼みを引き受けたことがきっかけで、相手からの要求がどんどんエスカレートしてただの雑用係扱いになり、自分のことが後回しになってしまうことも。

人から頼りにされるのはうれしいですし、断ったら自分は必要とされなくなってしまうのではないか、と思うと人の頼みごとを断れないのかもしれません。しかし、頼られるのと「都合がいい人」と認識されるのとは違います。

なんでもかんでも了承せず、3回に1回くらいは頼まれても断る勇気を持ちましょう。自分の仕事を優先しても、文句を言う人はいません。「誰でもできる」ことではなく、「あなたにしかできない」ことで頼られる人を目指していきましょう。

☆人の頼みを断る勇気も時には必要!

器用貧乏な人にはこんな仕事が向いている

器用貧乏な人は何をやってもそこそこできますが、その中でもそのマルチな特性を活かせる仕事が特に向いています。その一例をご紹介します。

①事務・総務

おそらくどんな企業でも必要な仕事である事務職は、広く浅くさまざまなことに対応する力が求められます。専門性はさほど必要ない代わりに、事務処理や来客対応、他部署の補佐など、柔軟かつ臨機応変に処理する能力が活かせるのです。

まさに器用さや人あたりのよさ、問題処理能力の高さが必要となる仕事であり、ひとつのことを集中してやり続けるような内容の仕事は少ないため、器用貧乏な人にはうってつけです。

②マーケティング

マーケティングに必要なのは、消費者のニーズや市場の動きを読んでヒットを予測することです。そのためには広い視野を持ち、さまざまな角度から物事を見て分析することが大切になってきます。

器用貧乏な人はひとつの視点にこだわらず、常に視野を広げて考えることができます。また、多くのことに少しずつ携わってきた経験は、さらに多角的な視点を与えてくれるでしょう。

③コンサルティング

もともと人の相談に乗ったり誰かをサポートしたりするのが得意な器用貧乏は、コンサルティングにも向いています。客観的に全体像をとらえてアドバイスすることが必要な仕事のため、「広く浅く」タイプの器用貧乏な人の考え方は役立つはずです。

なんでも器用にこなせるということは、その都度状況を把握する能力が高いということでもあります。また、多様な場面を想定するためには経験豊富であることも重要なポイントとなるでしょう。

④歴史のある大企業

番外編として、自分の裁量が大きい企業よりは、古くから続く会社や大企業のほうが器用貧乏には向いていることが多いといえます。というのも、上から言われたことを忠実にこなし、さまざまな部署に異動になってもそのたびに適応できる人材は、そのような企業では重宝されるのです。

特にこれといった強みはなくても苦手なこともなく、なんでも言われたとおりかそれ以上にできるというのは、簡単そうでなかなか難しいことです。それができる器用貧乏は、歴史のある大企業ではかなり活躍できるでしょう。

まとめ

「器用貧乏」はあまりいい意味で使われない言葉ですが、「器用貧乏人宝(ひとだから)」という言い方もあります。同じような意味のことわざですが、器用貧乏は人から重宝されるということを表しています。

ひとつのことを極めるのも素晴らしいことですが、なんでも器用にできるというのもひとつの才能です。そんな自分が輝けるような生き方を見つけてみてくださいね。

Photo:Getty Images
Text:N.M

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器用貧乏

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