ネクタイ結びは、練習あるのみ!
新生活が始まる人もそうでない人も、たかがネクタイされどネクタイ──ネクタイなんて目をつぶっていても結べる……なんて思っていたら大間違い。基本中の基本「プレーンノット」こそ、その人のスタイルが見えてしまうというから油断は禁物です。
今回は、ネクタイを結んで50年余、生きるレジェンド赤峰流「え?そんなことまで!?」な工夫やワザを初公開。氏曰く「練習あるのみ」。とくとご覧ください!
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/c/a/1200m/img_ca17233df21c6c363d36112ab267de40654348.png)
まず、ネクタイは芯の柔らかいものをチョイス。シャツのほうも衿芯がほとんど入っていないようなソフトなシャツがベターです。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/1200m/img_0bfd4c56026ee806fd1424c2f77abff1664951.png)
ネクタイをシャツの衿にシュシュッとおさめたら、小剣の先をスラックスのウエストあたりにセット。ばってんにして、ぐるりと一周させて結んだら、ネクタイの上辺をフラットに水平に整えるのが第一のポイントです。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/1200m/img_566a3747fa903136c0428a8ccc3846dc331420.png)
ここで欲しいのは「えくぼ」! ディンプルをつくってから、
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/2/4/1200m/img_24134f2500503cab2a39c788fbe4346e336691.png)
右、左、右、左、右、左……左右交互に引っ張りながらゆっくりと締めるのがコツです。
一気にぎゅーっと締め上げしまうと、ノットがかちかちになってしまうので、ディンプルを確認しながら焦らずに。ノットはダラッと四角ではなく、江戸前鮨のように軽く引き締めて。……これで完成かと思いきや、
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1200m/img_cef55090572153bcb5ad44a9b365b36c623889.png)
隠し技が! それはネクタイとシャツを自然になじませる赤峰流。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/1200m/img_0235a2daf672f858196e2989626e0fea635492.png)
1.ネクタイの上から台衿がのぞかないように、ノットの上の部分をグッと引き上げる。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/1200m/img_e0b2b49fbf1aaa1dfe6e59ebacfc3771462701.png)
2.シャツの衿が開いてしまわないように、衿元をグッと引き上げて立たせる。そしてさらにさらに!
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/1200m/img_d3d3a10f1d1e813a7d7dfe186815dab0571182.png)
ネクタイに表情をつける赤峰流秘密の小技を初公開!
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/8/a/1200m/img_8a53877aff0f688d836a73f90ef48df9808114.png)
ネクタイをぶらしたり、右に流したり……チャールズ皇太子かダンディの神様ボー・フランメルか!な高等極上テクも、どうぞお見逃しなく!
詳しくは動画で!
Video:Shingo TAKEDA
report:kroP
YouTubeのチャンネル登録はこちらからどうぞ!
「いま持っておきべきスーツは?」「ネクタイの結び方、押さえるべきは?」「スーツの靴下、長さや色はどうする?」……などなど、ドクトル赤峰への質問を受け付けています。 ドクトルも楽しみにしていますので、みなさんジャンジャンお寄せください!
ドクトル赤峰へのご質問は、こちらの電子私書箱まで→forzastyle.web@gmail.com
■赤峰幸生(あかみね・ゆきお)
ファッションディレクター、服飾文化研究家
主宰を務めるデザインカンパニー「Incontro(インコントロ)」は、イタリア語で「出会い」の意。大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワーク、店舗運営などのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマに自作ブランド「Akamine Royal Line」を立ち上げ、パーソナルなスタイリング・アドバイスと注文服を仕立てるサービスを開始。その服作りを通じて、質実のある真の男のダンディズムを追求する。国内外の伝統文化を研究し、日本のトラディショナルが分かるファッション界の生き字引として、和魂洋装を体現しながら世界を舞台に活躍。2014年に社屋を神奈川県川崎市の自然に囲まれた立地に移転。「めだか荘」と命名して、企画の創造と発信、体感の場として活用している。1944年生まれ、東京都目黒区碑文谷出身。