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エンツォフェラーリ121歳おめでとうございます!超絶カッコイイFerrari F8 Tributo発表!!

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ミドシップV8フェラーリへのオマージュ「Ferrari F8 Tributo」誕生。

2019年3月5日に開催されるジュネーブ・モーターショーで「Ferrari F8 Tributo」(トップ画像)が発表されます。このモデルは488シリーズの後継モデルとのアナウンスですので、ミドシップ・フェラーリの新作という位置付けです。

フェラーリは昨年の同ジュネーブにおいて、488シリーズにサーキット走行を念頭にハイスペックエンジンと強化シャシーで仕上げた「Ferrari 488 Pista」を発表しています。よって、ピスタのウェイティングリストに名を連ねている方は、かなりヤキモキさせられるニュースとなっています。

Ferrari F8 Tributo
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現段階での公表値なので不十分なところはご容赦いただきつつ、早速ですがこの2モデルのスペックを比較してみます。( )内がピスタの数値、未表記部分は共通です。

Ferrari F8 Tributo vs 488 Pista
ボディサイズ:全長4,611(4,605)×全幅1,979(1,975)×全高1,206(1,206)mm 
乾燥重量:1,330(1,280kg)
エンジン:V型8気筒ターボ 
総排気量:3,902cc 
最高出:720ps/8,000rpm 
最大トルク:770Nm/3,250rpm(770Nm/3,000rpm) 
トランスミッション:7速DCT
0-100km/h加速:2.9(2,85)sec 
0-200km/h加速:7.8(7,6)sec
最高速度:340km/h

Ferrari F8 Tributo
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データ的にはほぼイーブンといったところでしょうか。ただし注意しなければならないのは、トリブートはミドシップV8フェラーリのスタンダードモデルであり、対するピスタは488シリーズのスペシャル版である・・・ということ。つまり新作は基本性能が底上げされていることになります。

車名の「Ferrari F8 Tributo」とは、過去のミドシップV8フェラーリ各モデルへのオマージュ的意味合いを込めて命名したといいます。リアコンビレンズに4灯式を採用したのもそんな思いの現れです。

ミドシップV8フェラーリの起点は1975年に誕生した308シリーズです。頂点はやはり1989年誕生のF40でしょうか。そういった経緯を考えると488シリーズはミドシップV8フェラーリ40周年にあたる2015年にデビュー。そのスペシャル版にあたるピスタは相応に価値あるモデルといえます。

ご覧いただければお察しの通り「Ferrari F8 Tributo」は、デザインや空力、パワーユニットなど、ピスタで培われた遺産を受け継ぎ新たなモデルへと進化したいわばビッグマイナーチェンジ車といえなくもありません。

Ferrari F8 Tributo
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将来的には2022年あたりに、何らかの電気的アシストを得た新型ミドシップV8フェラーリが登場するでしょう。そう考えればトリブートもピスタも、ピュアエンジンを搭載した最後を締めくくる希少なフェラーリとなるかも知れません。

フェラーリほど語るに易く、伝えるに難解なクルマはありません。それはある意味で、人々の情熱というある種のフィルターがかかってしまう生けるブランドだから。ですから、褒める原稿が多いのだとワタシは思います。

写真を眺めているだけで幾日も過ごせる。そんな部分もフェラーリの魅力の1つです。その点で「Ferrari F8 Tributo」は十分な存在感を放っています。このモデルの評価は未来の歴史家に任せるしかありません。

フェラーリ

 

Text:Seiichi Norishige

■Enzo Ferrari’s 121st birthday

 


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