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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

【ようやく出合えたのに…】ムーレーのダウンべスト

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

いろんな着こなしをイメージしながら2年間熟成中

このダウンべストは、盛岡にある菅原靴店で購入しました。

菅原靴店は商店街に位置する1950年創業の老舗なのですが、ここがユニークなのは一地方の靴店でありながらクロコのシューズをはじめとする贅沢なインポート商品を扱っていること。しかも、3階ではメンズの服飾雑貨も販売しているんですよ。

でも、セレクトはあくまでも靴が主軸。そこが服を起点に考える一般的なセレクトショップとの大きな違いです。坪内さんと一緒に手がける靴ブランド「WH(ダブルエイチ)」を置いていただいていることもあり、三代目社長の菅原誠さんには とても懇意にしていただいています。

レイヤードに重宝するダウンべストは渋カジ時代から好きで、昔はTシャツをはじめ、デニムジャケットやパーカの上に着たりして、いろんなタイプを試してきました。お気に入りはその時々で変わるんですが、ここ数年はなかなか“コレだ”というものに出合えなかったんですよ。フード付きだけど着脱できるとか、襟の立ち上がり具合とか、微妙なところが合わなくて、二の足を踏んでいました。

ただ、4年前にB.R.ショップで買ったブラウンのインナーダウンは本当によく着ていて、出張やプライペートな旅行の必携品。今さらながら、黒を選べばよかったとちょっぴり後悔していますが、それもあってムーレーに注目していたというのもあります。

で、そんな理想に叶う一着が見つかったのが、2年ほど前。まさか出張で訪れた地方でとは思っていなかったのですが、出合ってしまったものはしょうがない。色もネイビーでシックに着られそうだし、買うしかないでしょうね(苦笑)  

ムーレーの代名詞である最高レベルのフィルパワーを誇るホワイトグースの使用や、特注のボタンやファスナーといったディテールもラジグジュアリーな雰囲気。細部までこだわり抜いたデザイン性、機能性、実用性はやはりさすがですよね。

なんて思いながら、買ってからまだ一度も袖を通していないんです(涙)  Tシャツやカシミヤセーターの上に合わせようとか、いろんな妄想をしているんですが、気が付くと着られるシーズンが終わってしまっているというか……。秋が短くなったからでしょうか? 

最近は暑いと思っていたら、一気に冬に突入してしまうので、何となく着る機会を逃しています。やっぱり袖がないのは寒い! 寒がりの僕としては、ガマンしてダウンべストを着るより、ついついレザージャケットに手が伸びてしまうんですよねえ。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE



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