独創的な小物づかいにも注目したいグッチの新作コレクション
THE ACT OF CREATION AS AN ACT OF RESISTANCE
をテーマに掲げた2018 SSのグッチ メンズ/ウィメンズ コレクション。
古代の宮殿を想像させるセットに暗い照明、クラブを思わせるライティングとサウンド…相反する2つのものが見事に融合した会場で繰り広げられた本ショーは、まさにその感覚通り、旧態をぶち破る新たな試みを表現した圧倒的なエネルギーを放っていました。
まずはメンズ、ウィメンズのファーストルック。
どちらもプレードジャケットを上品にまとめた一見オーセンティックなスタイリング。
しかしながらウィメンズは大振りのサングラスとアクセサリーで、そしてメンズはまるでベルトのようにハイウェスト位置に巻いたヒップバッグでスパイス(反抗心)を加えています。
その後はこちら。
スパンコールを大胆にあしらったドレスに、大振りのパール&ロゴネックレスを
展示会でも注目を集めていたロゴトップはヒットの予感大アリです。
レザージャケットにパイソンレザーのプリントスカートを合わせた贅沢な一体。
胸のGUCCIロゴはセガサミーのフォントにインスパイアされたもの。アイコン的バッグにも使用されていました。来年はこのロゴが街に溢れること間違いなしですね。
可愛らしいアニマルモチーフが多用されていたのも今季の特徴といえましょう。
今回目を引いたのが大ぶりサングラス。どこかレトロ、でも近未来的な二律背反の同居を体現したアイテムです。
多くのルックにたっぷりとあしらわれていたスパンコールも今季の代名詞の一つといえます。
いかがでしたか。これだけ爆発力があるにもかかわらず、品位を失わなず、むしろアートとしての作品性を高めているアレッサンドロのグッチコレクション。
まるでオペラでも観劇しているような心持ちになりました。今後のGUCCIに目が離せません。
text: makiko
photo: ©Courtesy of Gucci
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