カジュアルからラグジュアリーまでこなせるスニーカーのポテンシャル
休日コーデに欠かせないのがスニーカー。定番のスタンダードなものから、スーツにも合うラグジュアリーなもの、若かりし頃履いていた型番の復刻モノまで、スニーカーのラインナップは今やより取り見取り。でも若い頃みたくカジュアル一辺倒ではだらしなく見えてしまうのが40代の悩みどころ。
今回はそんな悩める40男のツボに刺さりまくる、休日のスタイルはもちろん、スーツやジャケットスタイルにも合う最強のスニーカーたちをご紹介。幅広く大定番のアレから、最高にラグジュアリーなアレまで、イケてる40代はサラリとはきこなすのがコツですよ!
目次
究極のスタンダードならこの1足 ~アディダス スタンスミス~
定番で外しを効かせてみる ~コンバース~
懐かしのあのモデルをもう一度 ~ニューバランス~
遊び心溢れる加工 ~ゴールデングース~
クラフトマンシップを堪能 ~フィリップ モデル~
シンプルかつハイエンド ~ジョンロブ~
豊富かつ個性的なデザイン ~パトリック~
クラシックでラグジュアリー ~ヴィットリオ・スペルナンツォー二~
編集部員が厳選
ファッション界の賢人が提案
究極のスタンダードならこの1足 ~アディダス スタンスミス~
干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"
第12回 アディダスのスタンスミス

スニーカー界の王者ともいうべき、スタンダード中のスタンダードな一足がコレ、アディダスのスタンスミスです。多色展開がされているスタンスミスですが、干場愛用は、タンのロゴやヒールがネイビーのもの。1cmほど大きめのサイズを、靴紐で絞って足の形を細長く見せると格好良く見えておススメ。大人のカジュアルなジャケパンスタイルにも合わせられ、定番だからこそ着こなしの幅が広がります。
定番で外しを効かせてみる ~コンバース~

コチラもアラフォーにとっての定番・オールスターから登場した、メイドインジャパンのデニム地のスニーカー。アッパーに使用されているデニムは岡山デニムが使用されています。ワイドを抑えたすっきりしたフォルムは美脚パンツに好相性。さらにデニムだからこそ、履くほどヴィンテージ感が増していく上、汎用性も高いので休日コーデに欠かせない存在になること間違いなし。
懐かしのあのモデルをもう一度 ~ニューバランス~
干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"第104回 ニューバランスのスニーカー

渋カジを通り過ぎてきた諸兄なら“懐かしい!”と思うに違いないのがニューバランスですよね? 特にトレイルランニングモデルと言われるA576はクラシック顔で1988年以来大人気のモデル。外見だけではなく、もちろん履き心地の良さも圧倒的。Tシャツにショーツで潔く着こなすのが干場流です。
遊び心溢れる加工 ~ゴールデングース~

ゴールデングースのスニーカーは、子供が落書きして履きつぶしたような加工が魅力。コンバースのハイカットをボロボロに履きつぶした姿が格好いいという、デザイナーの感性から生まれたコチラ、モード、ヴィンテージ、きれいめカジュアルまで、好みに合わせて幅広い着こなしができるところも高ポイント。
クラフトマンシップを堪能 ~フィリップ モデル~

40代に人気のスニーカーブランド・「フィリップ モデル」。特筆すべきはイタリアの職人が一つ一つハンドメイドで加工している点。特殊な加工や素材を惜しみなくスニーカーに落とし込んだスタイルは、まさに宝箱のように魅力が詰まった逸品。メンズドレスカジュアルなコーデに合わせれば、スポーティカジュアルな顔を見せてくれます。
シンプルかつハイエンド ~ジョンロブ~

とびきりハイエンドなスニーカーがお望みなら、ジョンロブの「PORTH(ポース)」はいかがでしょうか? エプロン部分のステッチとツインステッチが特徴のアッパー部分には、贅沢にも一枚革を採用。またこのモデルのためだけに開発されたラバーソールなど、工夫をこらされたディテールははき心地もばっちりです。
豊富かつ個性的なデザイン ~パトリック~
干場が行く!PITTI編 〜パトリックのヨーロピアンスニーカー〜

フランス生まれのスニーカーブランド・パトリック。サッカー選手のミッシェル・プラティニがトレーニングシューズとして履いたことから80年代の後半から大ブレイクしたことで有名です。春夏イタリアデザインとメイドインジャパンのコラボレーション。パトリックらしいセンスと遊び心溢れるシリーズに目が奪われます。
クラシックでラグジュアリー ~ヴィットリオ・スペルナンツォー二~

重厚感と高級感を併せ持つ、大人の男だからこそ履きこなせるスニーカーをご所望なら、コチラの「ヴィットリオ・スペルナンツォー二」というイタリアのブランド。ジョギングタイプなのに上品な革を使っているところが贅沢! また、中にカップインソールが入っているためスタイルアップも可能。ネイビーパンツに白シャツのシンプルな着こなしに合わせれば、イタリア人が実践するコーデに様変わり!
編集部員が厳選
厳選!編集部員が欲しい物
エディターが厳選 この春履くべき新作スニーカー ~全員集合編~
編集長の干場の次はFORZA STYLEのエディターたちが選ぶ、この春本当に欲しいスニーカーをご紹介。時代の最先端のファッションを知る編集陣のお眼鏡にかなうスニーカーとは?

こじラグ・ヤナカの場合
取材に撮影にと日々駆けずり回るエディター・ヤナカは、とにかく履き心地重視。さらにどんなコーデにも合うワントーンが大本命。そんなヤナカのハートに刺さったのがコチラ。ロロ・ピアーナの「FREETIME LACE UP WALK」です。
「とにかく柔らかいカーフスキン、タンとヒールカウンターに入ったパッド、ステッチを施さずに職人技を駆使してアッパーに取り付けられたバルカナイズ製法のラバー・ソールなどなど。ロロ・ピアーナらしいこだわりがたっぷりと詰め込まれ、極上な作りながら、シンプルに仕上げられたスニーカー。夏はこんがりと灼けた素足で、ショートパンツに合わせて爽やかに履きこなしたいですね」

サトシーノの場合
スニーカーもモードに着こなすのがサトシーノ・コーデの特徴。モード系のアイテムは足元に、あえて革靴ではなくスニーカーをチョイスして、キメキメすぎないスポーツMIXがこの春の気分。そんなサトシーノが選ぶのはラグジュアリーブランドのスニーカー。ベーシックな白ベースで、ジャケットやスーツの着崩しにも使える物がコチラ、ルイ・ヴィトンの「RIVOLI SNEAKER」です。

「ルイ・ヴィトンのアーカイヴから着想を得たデザインで、テキスタイルラベルのシュータンや取り外し可能なレザーのメダルが特徴です。履き心地の良い上質なカーフレザーを使用した贅沢な一足は、ネイビージャケットやカーディガンに白Tを合わせて、ショートパンツやリブパンでストリートMIXコーデを楽しみたいです」
ナオキーノの場合
元料理人ナオキーノが選ぶスニーカーの基準は、色合いの良さ&人と被らないこと。サックスブルーやインディゴブルーといった鮮やかな色が決め手です。

「ナイキ定番モデルのブレーザー LOW。なんと言っても驚くのはその軽さと耐久性です。ヒールには衝撃吸収性が高い”Nike Zoom Air”が内蔵されているため、歩き疲れしにくいのも理想的。さらに、アッパーにはスエードを使用いているため高級感まで演出してくれます。カジュアルはもちろん、ストリートなスタイルも楽しんでみたいです」
栗Pの場合
金欠・栗Pは1万円台で買える個性派スニーカーを厳選。ご家庭に支出に厳しい勘定奉行、もとい奥様のいらっしゃるダンナにも安心の価格帯です。

「昨今は厚底のスニーカーがブームですが、天邪鬼な私としてはソールが薄い「MEXICO66」をチョイスしたいところです。これ、ヒールフラップが小洒落てるんですよね。ベロを出しているように見えるのも、天邪鬼っぽいでしょ? クールジャパンなんて言葉を持ち出すのは気恥ずかしくてはばかられますが、どことなく日本。なのにMEXICO。このミスマッチが、男心をくすぐるんですよね。MEXICO66はトレーニングシューズをベースに、「オニツカタイガーストライプ」が初めて起用された1966年モデルのデザインをプラスしたシリーズ。このクオリティーで2万円を切るのですから、ありがたい世の中になったものです」
ファッション界の賢人が提案
ファッション界の賢人が提案!干場に着させたい「松竹梅」第5回「スニーカーの松竹梅」

東京カレンダー・大槻篤編集長が干場におススメのスニーカーを紹介する企画。大槻さんは干場とは高校の同級生でもある関係。勝手知ったる仲だからこそ、干場にツボに刺さるスニーカーをレコメンドします。
まず1足目がコチラ。

今回、松・松・松で選んでしまったという注目のラインナップ。コンバースのオールスター、ビームス別注モデル。通常は赤いラインが上、青いラインが下に入っていますがコレは逆になっているというこだわり。さらにインソールが入っていて疲れにくいのも嬉しい。

2足目はアディダス×HYKE(ハイク)のコラボスニーカー。なんといっても履き心地が良くフィット感が高いのが特徴。にもかかわらずクラシックさとモダンさも兼ね備えています。ダークカラーのレザーだからきれいめのビストロにも行ける優れもの。

3足目はナイキの「エア フォース1 ウルトラフライニット」。これはアッパーのニット生地の開発に4年かかったという技術力の粋が詰まった逸品。マルチカラーが輝きつつも黒ベースだから大人っぽい。ソールが厚いのに驚くほど軽いのが特徴です。
皆様も、お気に入りのスニーカーを見つけて素敵な一日をお過ごしください!