元タレントの木下優樹菜がインスタグラムにアップした娘の寝顔が物議を醸している。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「腕の中で眠る愛らしい写真ですが、後ろの男性らしき姿が見えます。そのことに対して、まだ甘えたい時代に男性が家にいることに疑問を投げかけるコメントが見受けられました」。
母にとっては彼氏でも、子にとっては赤の他人だ。
「実はシングルマザーが彼氏を作り、家に出入りさせることの弊害もあるらしいんです。男性側が子供を性的対象として見る。先程、放映されていた『新宿野戦病院』というドラマでも同じようなシーンが描かれていました」。
恐ろしいがこれが現実だ。SNSでも注意喚起をしている人をときどき見かけることがある。今回はシングルマザーで男性を家に入れたときに怖い思いをしたと話す女性に話を聞いた。
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高橋苗子さん(仮名・45歳)は、中学生と高校生の娘を育てるシングルマザーだ。離婚をしたのは、下の子が3歳のとき。以来、ずっと女3人で暮らしてきたと話す。
「娘たちは父親にもほとんど会っていません。身内の男性といえば、私の父。彼女たちにとっては祖父だけですが、10年前に亡くなりました。周りは女ばかりという暮らしです」。
1人で子供を育てることは並大抵のことではない。元夫からの養育費の支払いは滞り続けている。
「請求することすら、今では面倒に感じてしまいます。というのも忙しくてそんなことに時間を割けないというの現実だから。子供2人を1人で育てるって本当に大変なこと。月齢が上がると高校受験、大学受験とさらにお金がかかる。今はその苦しさを身にしみて感じています」。
そんな苗子さんだが、子どもが幼い頃一度だけ、彼氏を作ったことがあったそう。
「子どもが小学生と保育園の頃でした。離婚して5年ほどが経ち、仕事と子育てに本当に疲れ切っていた頃のことです。誰かと支え合えたら…なんて魔がさしたんです。今思えば、本当に安易な考えでした」。
お相手は仕事の取引先の男性。年齢も近く、彼にも離婚歴があったそうだ。
「バツイチ同士っていうのは、すごく親近感が沸きました。彼にも子どもがいて、元妻が育てていると聞いていましたが、定期的にあっているようでした。たまにランチをするくらいの関係が2年続いていて、その間にお互いのこと色々と話しました。相談なんかもよくしましたね。その結果、結婚を前提にしたお付き合いを申し込まれたんです」。
苗子さんは、内心これで少し楽になれるかもと思ってしまったと懺悔する。