「パートと家事と育児で力尽きる毎日。勉強は新しいことをする力は残っていません。なかには、家でも起業できるとか、副業があると言うママ友もいますが、正直そこまで手も回らないし、騙されたりしたら…と思うと怖くて何もできず、今に至ります」。
店を出すなど、華々しい活躍をしている専門学校の同級生や同期入社の人たちの近況を見るのもツライと嘆く。
「自分だけ取り残されている…。そう感じてしまうんです。だんだんと逢うのがつらくなって、今は連絡を取ることもあまりありません。でもSNSで繋がっているから、わかっちゃうんですよね。いろいろ。どんどん追い込まれている気がします」。
パートに行き、カツカツの生活を支えながら、家事と育児をするだけで精一杯の毎日。思い描いていた未来は、やってこないと悟った京子さん。【後編】では、京子さんを追い詰めるさらなる問題について話を聞いていきたい。
取材・文/悠木 律
1
2
RANKING
1
3
4
5
1
2
3
4