「高齢者に限らず、交通誘導員の方は夏は特に大変そうですよね。炎天下で長時間立ち続けるわけですし。ぼんやりもしてくるでしょう。だからこそ、ドライバーは常に自分自身で判断する必要があると改めて思いました」。
真司さんはこの高齢交通誘導員に対して穏便に済ませたが、揉めるケースも少なくないだろう。高齢化社会は、さまざまなところに歪みを起こしている。すべての問題を一度に解決することは不可能だ。当たり前は、あっという間にあたりまではなくなる現実を目の当たりにした取材だった。
取材・文/橋本 千紗
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