「結局、この日はこのまま電話を切りました。何も言い返せなかったというか、この人に話をしても無駄だなって」。
翌日、顧問から練習の経緯を伝える電話がかかってきたそうだ。
「謝罪と経緯を話してくれましたが、飲み物についてはしどろもどろ。板挟みになんでしょう。若い先生ですから」。
礼子さんは今回の事態を受け、学校側にも話をしようと考えた。しかし、夫、そして息子に止められてしまったそう。
「息子からは、恥ずかしいからやめてと懇願されました。夫からも大ごとにすると息子が学校に行きにくくなるんじゃないかと言われて…でもやっぱり納得はいっていません」。
礼子さんはこの鬱憤をはらすべく、同じように熱中症に陥りかけた子を持つママ友に連絡をとったという。
「でも共感は得られませんでした。というのも彼女の息子は、この外部顧問に古くからお世話になっているみたいです。師範には逆らえないし、実際きついところを頑張るから強くなるなんて話していました。確かに言っていることはわかるんですけど、今、異常な夏の暑さでもやることなんですかね?」。
礼子さんはわからなくなってしまったと話す。
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