「相手は顧問ではなく、60代の外部顧問。いわゆる根性論タイプだとは聞いていましたが、ここまでとは。同級生はくらくらとしたから、水を買ったと訴えたようですが、どんなに体調が悪くても校則は校則だと言い切り、しごき稽古が行われたそう。息子はその姿を見ていたので、喉が渇いたとは思ったけれど、飲み物を買うことができなかったと話しました」。
黙っていることはできないと翌日、学校に電話をした礼子さん。電話に出たのは、例の外部顧問だった。
ーお気の毒でしたね。ただ我々の時代は水も飲めなかったんですよ。適度に水を飲める時点で恵まれていますよ。休憩だって、信じられないほど、与えられていますし、扇風機もありますんでね。
練習の経緯などは、一言もなし。次々と持論をぶつけられたと言う。
ー最近のお母さんたちは、子どもに手をかけすぎですわ。中学生の息子の練習について、口を挟むなんて常識がないと思いませんか?モンスターとかなんとか言われるやつですよ、そんなのは。スポーツ、特に剣道は精神が大事なんです。我慢する、辛いことに耐えることも稽古です。
礼子さんは、それでも負けじとシゴキについて切り込んだそう。
RANKING
1
2
3
1
4
5