世界一軽いスポーツカー英ケータハム・セブン
ジドウシャ趣味人なら一度はガレージに収めたいと思うクルマ、それがロータス・セブンに端を発する正統ケータハム・セブンじゃないでしょうか。バブル崩壊にリーマン・ショックを生き抜いてきた昭和オジサン憧れの1台でもあります。
そして現在。円安傾向が続く中、紛争や資源価格の高騰も相まって、輸入車の価格が急上昇。ついにケータハムも新車は1000万円級の上級国民車になってもうた。新車がお高くなると当然、注目されるのは中古車です。ただでさえ流通量の少ないケータハムだけに、その動向が気になります。
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訪ねたのはライトウェイトスポーツにこだわる『ガレージシマヤ』さん。現在はケータハムとモーガンの正規販売店ですが、ちょっと前までロータスのサービスポイントを務めていたのでロータスも大得意なプロショップです。まずは新車の供給状況などうかがうことに。
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「年始に発表された新型340S/Rも円安で価格改定。170系ですらオプション追加でアレコレ見積もっていくと900万円近くなるケースもあります。英ケータハムも設備投資で増産体制を整えつつありますが、その効果はまだ僕らには感じられません」といいます。
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ぶっちゃけ最新340系のオーダーは、正規ディーラーに供給されるファーストロットの2台のみ。現状はお客さんの新規オーダーを受けられない状況にあるといいます。同店代表の島影さんは“注文を入れられるときにオーダーしちゃう”スタイルで、在庫確保に余念がありません。
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さて、肝心の中古車です。そもそも新車の供給台数が少ない上に、皆さんコロナで自動車趣味のスイッチ入ったのか、ケータハムのウェイティングリストは伸びつつあります。また、新車価格の上昇は「愛車を手放したら2度と乗れない」状況を生み、元来セカンドカーや動態保存の心のより所な趣味車だけに物件は少なめです。