「話は平行線で、結局子作りどころか、不妊治療の予約にも行けていない状況です。そもそもその先輩とやらも本当にそんな生活をしているのかなって思うんです。もしかしたら、親が近くにいるとか、旦那さんが在宅だとか、理由があるんじゃないの?って聞いたんですけど、妻はそうじゃないと言い張っていて…」。
大樹さんにも思うところはある。
「僕だってできる限りのことはやっています。産休中はもちろん、僕の方が多く家計にお金を入れろと言われれば、そうしますし、これ以上何をすればいいのか、もうわからないというのが本当のところ。彼女の口から出てくる言葉は、あなただけずるいばかり。そんなことを言っていたら、埒が明かないと思いませんか?こんなことで揉めたくはないんですけど…」。
まだ子供ができていないのにもかかわらず、ここまで揉めているとなると先行きはかなり不安だ。
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