「息子が5歳になる少し前、初めて家族でショッピングモールの中のゲームセンターに行ったんです。息子は乗り物に乗ったり、ちょっとしたゲームで夫と対戦したりするなどして楽しみました。
それで、帰り際にクレーンゲームのケースに好きなキャラクターのマスコットを見つけて、あれが欲しいとせがんだんです」
夫は意外にも、その時がクレーンゲーム初体験だった。
若い頃はゲームセンターで遊んだという話だったが、かつては、クレーンゲームなどは子供がするもので、人前でやるのは恥ずかしいと思っていたらしい。
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©GettyImages
「夫はその日、息子の欲しがっていたマスコットを取ることができませんでした。1回100円のゲームで、800円も使って取れなかったので、私はもうやめて帰ろうと強引にやめさせたんです」
夫は駄々をこねることもなく、その時はあっさりと引き下がった。しかし…。
「夫が後日そのマスコットを持って帰ってきた時は、正直ギョッとしました。雪辱を果たしたというわけです。
それを手渡された息子は物凄い喜びようでしたね。夫も満足気でした。私は『良かったわね~』なんて息子に声をかけつつも、頭の中は嫌な予感でいっぱいでしたね」
そして、愛美さんの嫌な予感は見事に的中してしまう。
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