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「面倒な人、全部私に押し付けないで…」ADHDやHSPの「サポート役」が、毎日職場ですり減っている「ヤバすぎる理由」

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社長と相談した上で仕方なくお見舞いに行ってみると、『社長はあなたより私が必要と言ってたわよ。本来であればあなたよりも私の方が仕事ができるのよ!』と、前置きもなく怒鳴られたそうだ。呼ばれた目的は最後までわからなかった。

「親や看護師さんに諭されていましたが、目は血走っていて激昂してましたね。勤務していた時に彼女とトラブルになったこともないので、自分がなぜ怒鳴られたのかわからず怖かったですが、気に障ることがあったらごめんねと言って帰りました。彼女は今も入院しています」

舞香さんはこの時の対応について「度胸がある」と社長から褒められた。その後もさまざまな「属性」の人に平等かつ淡々と接してきた結果、社長から「少数派」対応が上手な従業員というレッテルを貼られてしまう。

「社長は事業を通じて社会貢献したいとかかっこいいことを言っていますが、現場のことは『非少数派』のスタッフ任せなんです。昔不良だった人を積極採用する飲食店とか、ああいうやつのマイノリティ版をやりたいのではないでしょうか。いいことしてる気になるのは勝手ですが、もう少し自分で現場仕事をやってほしいです」

そう苦笑いする舞香さんはこの10年、新人研修業務や教育係としてさまざまな「弱者」と向き合った。



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