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オジサンだからこそ良さがわかる!「和モダン」が魅力のクルマたち

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■BEVならではのメリットを活かして和モダンを表現 日産「アリア」

2020年7月に登場した日産のクロスオーバーSUVである「アリア」も和モダンが取り入れられているモデルだ。モーター走行ならではの力強い加速や滑らかな走り、静粛性はもちろんのこと、BEVならではの設計の自由度を生かした開放感のあるインテリアデザインも魅力だ。

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BEVのアリアにはグリルの代わりに「シールド」とよばれるパネルがはめ込まれる。そこに日本の伝統的なデザインを取り入れることで和モダンを表現している©NISSAN

デザインのテーマは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」。日本の伝統的なデザインを取り入れつつ、アリアの先進的なイメージを表現するというもので、具体的には、グリルにあたる部分に日本の伝統的な組子パターンを立体的いれることで、先進性と日本の伝統的な美しさを表現。そこに光る日産のロゴが新デザインとなっているところも、(いまは多少見慣れてしまったが)デビュー当時はかなり先進性をイメージさせていた。

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©NISSAN

エンジンがないため非常に短いオーバーハングが採用されており、SUVならではの安定感や室内空間の実用性を確保しつつ、低く滑らかなルーフラインによって、スポーティでダイナミックな印象も与えている。モダンなエクステリアも魅力だが、室内の落ち着き具合もいい。「間」を大切にする日本の伝統的な美意識と、未来に向かって進む先進性を融合させたデザインだ。

 

■難しいといわれるプレミアムコンパクトで成功を収めた「ノートオーラ」

また、2021年6月に登場した「ノート オーラ」も、和モダンなデザインが特徴的なモデルだ。コンパクトクラスでありながら、精緻な造形のフロントグリルや、ワイド感を強調したリッチな前後フェンダー、横一文字に点灯する先進的なリアコンビネーションランプ、魅力的な2トーンカラーのラインアップなど、所有欲をしっかり満たしてくれるディテールが満載されている。

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ノートオーラ。難しい「プレミアムコンパクトカー」カテゴリーで成功を収めた一台©NISSAN

中身も、全車搭載の第2世代のe-POWERは滑らかで力強い加速をもたらし、静粛性も高く、特にe-POWER 4WDのハンドリング性能は抜群に高く、コンパクトカー界隈では至極のコーナリングスピードを誇る。

プレミアムコンパクトカーは、価格も高めになるため人気を維持するのが難しいが、ノートオーラは、デザインとメカニズム両方の先進性と、誰もが「カッコイイ」と思えるデザイン性の高さで成功を収めている。これも和モダンの効果なのかもしれない。利便性が追求されがちなコンパクトカーに、新しい価値観を取り入れた一台だ。

年齢とともに、好みのデザインやいいクルマの価値観は、少しずつ変化してくる。オヤジ世代だからこそよさのわかる、奥深い魅力をもつモデルに乗り換えてみるのもいいかもしれない。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:NISSAN、LEXUS
Edit:Takashi Ogiyama



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