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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「毎日心がすり減っています」転居先のゴミ捨てルールに絶句。住人同士が見張り合う「地獄のような環境」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

意識が高すぎて…細かすぎるゴミ捨てルール。

SDGsとは自然・社会環境や経済などさまざまな分野に関して国際的な協力のもとで達成すべき目標であり、持続可能な社会を実現するための指針だ。はじめは聞き慣れなかったこのSDGsという言葉も、すでに幅広い年代に浸透しつつある。

一方で、急速に広まったSDGsにまつわる取り組みについていけず、何が本当のSDGsなのかわからない、といった方も多いのではないだろうか。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、まずは自分の身近なところから環境問題などに取り組むことが重要だと述べる。

「ハードルの高い行動ではなく、ゴミの削減や節電を心がけるといった今日からでも取り組めそうなことを一人一人が頑張ることで、社会のムードは大きく変化していくことでしょう。

ただし、ゴミについては各自治体で分別ルールなどがかなり異なるため、ある地域では正しかったことが別の地域では間違いとして受け止められる場合があるなど、なかなか正解が見つけにくい現状があるのも事実です」


日常レベルでのSDGsに関する課題や意見のある方を探していると、ゴミの分別について大いに不満と疑問があると語る女性に取材することができた。

半年ほど前に関東地方のある自治体から関西の某地域へ転居したという、36歳の主婦・高野彩友美さん(仮名)である。

「関東の某市で数年間、会社に勤めながら独身生活を送っていたのですが、遠距離交際が実って結婚に至ったため、会社をやめて相手の暮らす自治体に引っ越しました。その自治体のゴミルールについていけません。持続不可能かも」

婚活サイトで遠方に住んでいた現在の夫と縁があったという彩友美さん。

「今回引っ越してみて、前に住んでいた関東某市のゴミ出しがいかに楽だったかを思い知っています。暮らしやすさについて、まさかここまでの落差がある引っ越しになるとは……」

彩友美さんが以前暮らしていた自治体は指定ゴミ袋もなく、ゴミの分別も非常にシンプルだったという。

「前に住んでいた某市では、他の地域では可燃ゴミに入らないようなものも普通ゴミとして可燃扱いで処分することができました。

それは怠慢ではなくて、ハイテクな焼却設備を導入して有害物質の発生を抑えつつ、いろいろ燃やせるようにしたんだと聞いたことがあります。デキる自治体だったということです」

手間の少ないゴミ分別生活を長年謳歌してきた彩友美さんは、新たな本拠地でのゴミ処理環境の厳しさに馴染めずにいる。

「ゴミは出す人にとっても回収してくれる人にとっても楽であることが正義だと思います。だって、持続可能でなければならないんでしょう? 分別やルールを簡略化すること、やりやすくすることが本物のSDGsじゃないでしょうか。

今住んでいる自治体はひどいです。ゴミ出しはとっくに有料化されていますが、このゴミ袋の値段が凄くて……。シャレにならないくらい高い。何が持続可能なのかと……」

市指定ゴミ袋の実際の値段を聞くと、国内トップクラスとされる北海道の一部エリアほどではないにしても、一般的なゴミ袋と比較すればかなり高額であった。

「前の会社の同僚にラインで愚痴ったら、信じられない値段だと言われました。今住んでいる自治体は、ゴミの減量を目的としてゴミ袋を高額にしたと言っているらしいですが、ゴミって減らすにも限界がありますよね。詭弁だと思う。事実上の増税ではないでしょうか」

また、分別ルールも以前暮らした市とは比べ物にならないほど厳しいという。



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