「PTA会員、つまり加入している保護者全員に『学校のパイプテントを会費で賄っていい?』と聞いて同意が得られれば寄付してOKらしいのですが、そんな面倒なことはあり得ません。それで夫は、寄付の是非を問うため、反対の方はPTA会長までご一報くださいというお知らせを全家庭に向けてしたんです」
結果的に反対意見がなかったので、亜子さんの夫は役員たちと協議の末、PTA会費からパイプテントを購入することを決定し学校に寄付した。
もともと学校に必要な備品を購入する責任は市にあるのに、頼めばPTA会費から捻出されるであろうことを自治体も学校も黙認してきたということなのだろう。これではPTA会費なんて名ばかりで、実際には第二の税金だ、と亜子さんは憤る。
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