【後編】【PTA会費って第二の税金では？】「パイプテントを購入してもらえませんか...」教頭からの打診に会長の夫が出した答え

「忙しい中でしたが、夫はPTA会費についてあれこれ調べざるを得ませんでした。市立の小学校ですから、もともと学校の備品などは市にお金を出す責任があるんです」

本来公費で賄われるべきことを知ってか知らずか、「子ども達のためになる物ならばPTA会費から出します！」と歴代のPTA役員は胸を叩いて備品購入をサポートしてきたようだ。

しかし、こうした「子どものためのもの」というあいまいな概念が、本来あるべきお金の使途を有耶無耶にしてきたことは間違いない。

「でも結局予算が足りないので資源回収やらバザーでお金を稼いできたのでしょう。ただ、そういった行事がどんどん縮小され、ますます費用が不足してきたんですよね。それでPTA会費で買って！というさらなるおねだりに繋がるのかと」